YouTubeは近年ますます成長しており、YouTubeを利用して動画コンテンツの公開をビジネスに繋げる「YouTuber(ユーチューバー)」と呼ばれるクリエーターの存在も知られるようになりました。また、企業では、製品/サービスの紹介動画や、採用動画などを配信するケースも多いようです。 このように、動画を公開するツールとして大変便利なYouTubeですが、その成長とともに、利用する際の使い方も少しずつ変化しています。 今回は、人気YouTuber「バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika」として活躍する「ちかさん」が、YouTubeで「#ハッシュタグ)」を使って行ったイベント事例を元に、動画コンテンツにおけるハッシュタグの効果的な使い方についてご紹介します。

「バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika」とは?

バイリンガール・ちかキャプチャ (出典:バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika アカウント名「バイリンガール英会話|Bilingirl Chika」、通称「バイリンガール・ちか」として知られている帰国子女のちかさんは、自身の経験とスキルを活かし、英語に関する幅広い内容の動画コンテンツを配信している人気YouTuberです。現在チャンネル登録者数は89万6000人を超え、動画総再生回数も1億6000万回を超えています。 ▼バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika https://www.youtube.com/user/cyoshida1231

公開している動画について

ちかさんが公開している動画のテーマは、そのアカウント名の通り、「英語学習」です。英語に苦手意識を持っている視聴者が少しでも英語に親しみを持ち、英語を話せるようになることを目指して、2011年にチャンネルを開設しました。 ちかさんの動画のポイントは、どれも「英語学習」をテーマにしていますが、筆記用具とノートでメモを取りながら、見る人を机に向かわせる内容のものではなく、 ●旅行の様子をブログスタイルで配信する ●海外旅行で役立つアプリを紹介する ●海外のサイトから、オンラインショッピングをする時のコツを紹介する など、「英語」や「海外」に関連するあらゆるトピックを動画にして、見る人が楽しめるような内容になっている点です。特に、英語の分からない人や苦手な人でも、海外についての情報や、英会話のノウハウをわかりやすく学べる点は、人気の理由のひとつと言えます。 ちかさん自身の丁寧な説明に加え、テロップの入れ方も効果的なので、視聴者が理解しやすいように工夫されている点も特徴です。

ファンとの熱心な交流について

ちかさんには数多くのファンがおり、動画を通じた熱心なファンとの交流にも定評があるようです。オフ会などで定期的に交流しながら、ファンと一緒にコミュニティ全体を盛り上げています。 もちろん、YouTubeだけではなくTwitterFacebookでもチャンネルを運営しており、そこから寄せられた視聴者のコメントやリアクションにも応えています。他のYouTuberにおいても同様ですが、視聴者からのコメントをテーマに動画を作ることもあるようです。 自身が持つ大きな発信力とともに、ちかさんは、様々なアイデアと工夫で「バイリンガール」のコミュニティやファンを広げており、今やインフルエンサー的役割を担っていると言えます。

ユーザーからの反応

では、実際にどのような人たちがちかさんの動画を見ているのでしょうか?視聴者の方のコメントを一部ご紹介します。

<英語学習動画へのコメント>

・「拝見いたしました。ちかさんが教員だったらよかったのにと思いながらいつも見てます」 ・「ちかちゃんみたいな人が学校の先生だったら みんな英語に興味もったり、頑張ろうって思えるんだろうな〜。説明はんぱなく上手」 ・「待ってました!教科書や単語帳ではわからない微妙なニュアンスを教えていただけるレッスン!とってもわかりやすかったです、ありがとうございます♪」 やはり英語学習関連のノウハウ動画は、学生の視聴者が多い印象です。分かりやすく、学校の教師でも教えてくれないようなリアルな英語が学べるコンテンツとして、動画を楽しみにしているファンが多いようです。

<海外旅行のブログスタイル動画へのコメント>

・「今から夜勤…チカさんの動画みて、自分の夢である海外に住めたらいいなぁって思います。そのために、今の仕事辛いけど頑張ろって思います!!いつも動画楽しみにしていますよ(^^)」 ・「めちゃくちゃ美味しそうですね笑食べたい」 ・「めっちゃ見やすい!!!日本語訳あっても英語の字幕が同時に無かったりが多いからめっちゃ助かる~ 英語嫌いやけどこれなら好きになりそう(♥д♥)」 海外旅行に関するブログスタイルの動画では、学生を問わず若者を中心として幅広い層の人に見られている印象です。英会話に関する内容ばかりではなく、旅行の様子を紹介しながら、「こういう場面では、英語でこう表現する」という視点を織り交ぜるスタイルは、英語と繋がりのない人たちの関心も寄せられます。 このような「わかりやすく、ためになり、楽しめる」といった要素に加え、「一人の女性の生き方」としてちかさんに憧れている人も多く、ちかさんの動画は、英語学習を超えた影響力を持っていると言えるかもしれません。

「#ちか友留学生活」を使った動画コンテスト

ちかさんは、自身のチャンネルで世界の留学事情をシェアするプロジェクトの一環として、動画コンテストを実施しました。その際の、動画の募集方法も斬新なものでした。

イベント説明

コンテストの参加対象は、世界中の「留学経験を持つ人たち」です。自身の留学生活を紹介する内容であればテーマは自由で、アンケートフォームによる応募と合わせて、YouTubeでの動画投稿で募集しました。動画の中から上位3人までが選ばれ、1位になるとちかさんと食事をすることができるという特典つきです。 なかでも特徴的なのが、動画を投稿する際には必ずタイトルに「#ちか友留学生活」というハッシュタグをつけるという共通ルールを設けた点です。それによって、ユーザーが検索しやすくなるだけではなく、他の応募者同士でお互いの動画を閲覧でき、コミュニティ意識をより一層高めることが可能になります。

結果とフォロワーの反応

このコンテストは、ちかさんのファンの間で好評となり、世界約20ヵ国からなんと150本以上の動画が投稿されました。英語圏以外の、あまり知られていないような国の留学動画や、珍しい留学方法の紹介動画など、多種多様な情報が集まっています。 ちかさんは、動画とアンケートの内容を元に、新たに別のチャンネルを設け、一層コミュニティを盛り上げる計画を立てているようですので、今後「ちかとも留学生活」コミュニティはさらに拡大していくことでしょう。

企業も使えるYouTubeのハッシュタグ

YouTube公式サイトでは、すでにタイトルや説明欄にハッシュタグを用いることで検索にかかりやすくなると説明されています。今回ご紹介した、ちかさんのようなYouTuberに限らず、企業ハッシュタグを活用したプロモーション活動を実施するケースも見られます。 例えば、米テレビ局NBCの「The Tonight Show Starring Fammiy Fallon」という番組のYouTubeアカウントでは、番組内の「ハッシュタグ」というコーナーでTwitterのハッシュタグを通して、各テーマごとに視聴者からの回答を集めています。 YouTubeでの動画は、テレビで放送した内容の抜粋となっており、タイトルにテーマごとのハッシュタグをつけることで、その放送回の動画を簡単に見つけられるようになっています。 また、カナダの有名ドーナツ店のTim Hortonsは、2017年にカナダ建国150周年を迎えるタイミングで「#Canada150」というハッシュタグを使いプロモーション動画を投稿しています。 カナダ全土では「Canada150」という言葉がキーワードになっていたので、このキーワードをハッシュタグで記載することで、より多くの人たちの目に留まるというメリットもあります。 このように、ハッシュタグをYouTubeのプロモーション動画で活用することで、YouTuberだけではなく、企業にもメリットが生まれます。プロモーション名だけではなく、話題となっている旬なキーワードをハッシュタグにすれば、より多くの層にリーチできるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した「バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika」のちかさんの動画コンテストのように、共通のハッシュタグで動画を募集することで、フォロワーやファンとの距離をさらに縮められ、コミュニティとしての結束力も強くなります。 また、そのイベントやプロモーションが話題を呼べば、他のユーザーも簡単に検索してアクセスできるようにもなるため、マーケティングの観点からも大変効果的と言えます。 TwitterやInstagramにおいて企業がハッシュタグを活用するケースは多々ありますが、You Tubeなどの動画公開ツールにおいては、まだあまり効果的に活用されていません。 動画マーケティングのニーズが高まっている今だからこそ、改めてハッシュタグの効果的な使い方を見直してみてはいかがでしょうか。 テキストのみのマーケティングや直接的な営業よりも、高い効果を上げられる動画を活用したプロモーションを行う企業が増えています。これは、「個人顧客」をビジネスの対象とするBtoC企業だけではなく、「法人顧客」を対象とするBtoB企業の場合も同様です。 しかし、BtoBとBtoCの場合では、動画プロモーションに取り入れるメリットや効果がそれぞれ異なるという点を理解していなれば、効果的なプロモーションにはつながりません。 そこで今回は、企業プロモーション動画を活用した場合のメリットを、BtoBとBtoCそれぞれ事例をあげながら解説いたします。

企業が自社プロモーション動画を制作するメリット

動画を活用したプロモーションで、自社の製品やサービスを普及させるためには、まず、BtoBとBtoCにおけるマーケティングの特性の違いを理解する必要があります。HubSpotによると、SNSを中心としたBtoBとBtoCのマーケティングでは、一般的に以下のような違いがあるようです。 ・BtoBのマーケターは、効果的な業界専門用語を取り入れても問題はないが、BtoCは大衆消費者向けに、簡単でシンプルなメッセージを発信するよう心がける ・BtoB顧客は、効果や専門性がモチベーション要因になるが、BtoC顧客は、特典や娯楽がモチベーション要因となる ・BtoB顧客は新しい知識やスキルを求めているが、BtoC顧客は楽しみや満足を求めている ・BtoB顧客は、専門性の高い、情報豊富なコンテンツを求めているが、BtoC顧客は、便利でユーモアのある話題性に富んだコンテンツを好んで求める ・BtoBのマーケティングコンテンツにおいては、再生時間の長いコンテンツでも効果を得られるが、BtoCにおいては、短くシンプルなコンテンツが効果を生みやすい ・BtoB顧客は、ブランドと少しでも近い関係性を結びたいと思っているが、BtoC顧客は、必ずしもそうではない ・BtoB顧客は、購入までに意思決定者などを介す必要があるが、BtoC顧客は、他人の勧めなどで購買意欲が沸くため、比較的早い購入決定ができる ・BtoB顧客の購入サイクルは長期だが、BtoC顧客の購入サイクルは短期 ・BtoBにおける契約は、数ヶ月・数年など長期契約の場合が多いが、BtoCにおいては単発的な契約が多い ・BtoBの課題は、良質なコンテンツ不足とそれらを埋めるための時間の確保だが、BtoCの課題は、より大規模な広告を打つための予算と、認知度を高めるためのそのほかの手段の確保である このように、マーケティングの要素にこれだけ多くの違いがあるため、それぞれの企業でプロモーション動画を活用する際のメリットも異なります。

BtoBにおける動画のメリット

B2Bイメージ BtoB契約は、長期契約になる傾向があるため「信頼性」という要素が特に重要です。そのため「論理」「情報量」「専門性」を活かしたコンテンツが求められます。 ロジカルなコンテンツでは、説明が難しく複雑になりがちですが、動画を活用すれば、編集やナレーション、演出を工夫することで分かりやすく伝えることができます。また、動画であれば「読む」という行為を省けるため、伝えるべき内容の本質を効率的に届けることができます。 しかし、大切なのは分かりやすさだけではありません。法人顧客(BtoB)とは言え、動画を見るのは、一人の人間です。 アクションを起こしてもらうためには、動画を見る人の心を動かさなければならないという点を考えると、このようなメリットに加え、個人顧客(BtoC)に対するメリット持ち合わせている動画は、可能性を多分に秘めている伝達ツールと言えるでしょう。

BtoCにおけるプロモーション動画のメリット

B2Cイメージ BtoCにおけるプロモーション動画のメリットは、表現手法・キャスト・音楽・物語などの脚色で、「顧客の感情にダイレクトに訴求できる」という点です。また、個々人の体験や感動を積極的に拡散できるSNSが普及した現状から見ても、動画はBtoCマーケティングと相性の良いツールと言えます。 ただし、BtoCのプロモーション動画では、必ずしも自社製品を取り上げる必要はありません。前述のように、顧客の感情にダイレクトに訴求できるのであれば、自社製品ではなく、「ストーリー」や「価値」を動画として届けるのも効果的です。 顧客に向けて、製品説明やPRをせずとも、そのプロモーション動画で感情を動かされた視聴者(顧客)が、自らアクションを起こし、顧客側から関係性を築いてもらえるということも大きなメリットと言えるでしょう。 これらの点を踏まえると、いかに感覚・感情に刺激を与える動画を制作するかがポイントとなりそうです。

企業プロモーション動画活用事例

実際に企業がプロモーションに動画を活用している事例をBtoB、BtoCそれぞれ紹介します。

BtoB

Zendesk

カスタマーサービス向けのソフトウェアを販売する企業のプロモーション動画です。Zendeskを導入することで信頼関係がスムーズに築けるということを、「老夫婦の親愛関係」「企業と顧客の信頼関係」で表現し、より自然なPRを実現した動画となっています。 カスタマーサポートという業務で忘れてはならない、「人との関係構築における重要性」を気づかせてくれる、ユーモアと誠実性に富んだ動画です。

Sprint Business

通信会社Sprintの法人契約向けのプロモーション動画です。聞き取りやすいナレーションと一貫したテンポで、本来ならば複雑なはずのサービス内容を、分かりやすく伝える動画となっています。 前半で新オフィスを開く際に生じる課題を紹介し、後半でそれらを解決する自社製品の魅力を伝えるといった、ソリューション営業の基礎をうまく動画に落とし込んでいます。「なぜSprintが他社より優れているのか」を、より明確に理解できる動画です。

Practicus

プロジェクトマネジメントを始めとする、ビジネスコンサルタントを提供する企業のプロモーション動画です。幾何学的なアニメーションとナレーションで事業を説明をする内容となっています。このようなアニメーション動画は「Explainer Animation(説明用アニメーション)」と呼ばれており、複雑な内容やテーマも、アニメを用いることで見る人の理解を促進します。 このような視覚効果を用いて、ストレートに自社の理念や顧客への姿勢を説明することで、より効果的に企業の誠実性を届けることができます。

Volvo Truck

Volvoトラックのプロモーション動画です。男性がトラック2台のサイドミラーに足をかけて仁王立ちし、少しずつ2台のトラックが距離を広げるというパフォーマンスが、Volvoトラックのスムーズさをダイレクトに伝えています。 さらに、表情を変えず腕を組んだ状態で、足を広げ続ける男性の画など、視聴者にとにかくインパクトを与える動画となっています。その効果もあり、BtoB動画の中では珍しい、YouTube動画で8600万回を超える視聴回数を獲得した「バズり動画」にもなっているようです。 会社について多くを語らずとも、動画のみで視聴者に驚きを与え、Volvoトラックの「安心感」を与える効果を持っています。

FreshBooks

中小企業・個人ビジネス向けの会計ソフトを提供している企業のプロモーション動画です。企業の人間がサービスの魅力を語るのではなく、実際にサービスを使っている顧客に語ってもらうことで、「正直な価値」を視聴者に与えられます。

BtoC

Duracell

電池を販売しているメーカーのプロモーション動画です。バス停の壁と壁を、電池のプラス極・マイナス極のように位置付け、一般の人たちが協力してその空間を暖かくするという動画です。動画の最後に自社製品である電池が登場し、寒い環境でも、人と人が協力すれば暖かくなるというポジティブな製品イメージが伝わってきます。 一般の人たちの自然な表情や行動に、情緒的な音楽が重なることで、観ている人を自然と温かい気持ちにさせてくれる動画です。

ROC Live Life Loud

オーディオ機器メーカー・Monsterとのコラボブランド『ROC – LIVE LIFE LOUD』を発表した、世界的プロサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド選手。最初のプロモーション動画に選んだのは、仮装し街中でサッカーをするという、視聴者にインパクトを与えるものでした。 SNSで大きな反響を呼び、2015年8月にYouTubeで公開して以降、再生回数が2000万回を超えています(2017年7月現在)。動画の最後にロナウド選手が人々に正体を明かし街中が騒然とする、という展開は、末尾の商品紹介部分まで視聴者を離さない構成です。

Thai Life Insurance

タイの保険会社の、短編ストーリー風のプロモーション動画です。主人公が人のために尽くすことで得られる「幸せな気持ち」を「お金に変えられない価値」と表現することで、保険という「目に見えない製品の価値」を視聴者へ訴求する動画です。 音楽やストーリーで視聴者の感動を誘いながらも、最後に会社名を出すことで、より自然な形で視聴者の印象に残るような構成となっています。この動画はYouTubeでも2900万を超える再生回数を獲得しています。

IKEA Singapore

IKEAの2015年版カタログブックのプロモーション動画です。Appleの新製品紹介動画を模倣して、テキストブックについて説明したユーモアのある動画となっています。 Appleの新製品紹介動画は多くの人に知られているため、同様に紹介をすることで視聴者の印象に残りやすくなります。この動画は1800万回を超える再生回数を獲得しました。

Mundo LG

家電メーカーLGのテレビのプロモーション動画です。動画では、面接が行われる部屋で、窓の代わりに街の風景が映ったテレビを設置しています。面接の途中で、テレビに映し出された隕石落下の映像に驚き、面接者が驚き逃げ惑うこの動画は、そのテレビが高画質であるということをダイレクトに伝えています。 伝えづらいと言われている「テレビの画質の良さ」も、その映像を見た人のそのままの表情やリアクションを映し出すことで、効果的に宣伝することができています。 動画自体も1900万回を超える再生回数を獲得しました。

まとめ

動画は、テキストや静止画に比べ、より柔軟でメッセージ性の高いツールであるということに間違いはありませんが、BtoC、BtoBそれぞれのマーケティング要素が異なるように、プロモーション動画の方向性や、得られる効果もそれぞれ異なります。 BtoCは「エンタメ性や感情に訴えかけるような動画」、BtoBの場合は「分かりやすく理解できるような動画」という傾向がありますが、いずれにおいても、動画のメッセージが自然と視聴者の頭の中に入ってくるような「トリック(工夫)」は必要です。動画は、業界問わず万能で便利なマーケティングツールです。うまく活用して、効果的なプロモーションを行いましょう。 [参考記事] “9 of the Best B2B Videos Ever to Inspire Your Video Marketing“, Skeleton “Whats the Difference Between B2B and B2C Content Marketing?“, Contently Twitterには「プロモビデオ」という企業向けの動画広告サービスがあります。これは、Twitterのオーディエンスデータを元に、企業が求めるターゲットユーザーのフィード上に自動再生の広告動画を流すことができるサービスのことです。 実はこのサービスが進化しており、今では「プロモライブ」という生中継動画を広告として配信することができるようになっています。企業の動画ニュースを配信するNews TVがTwitterと連携してライブ中継を配信することを決めたという発表でも話題となりました。そのほか、Twitterはさまざまな動画連携サービスを提供しています。 今回は、このプロモライブと、Twitterが率先して進めている動画連携サービスについてご紹介です。

Twitterが「プロモライブ」を開始

Twitterが正式にプロモライブを提供し始めたのは2017年1月のことで、もともと配信可能だったプロモビデオ機能と同じ要領で、ライブ動画を広告として配信することができるようになりました。今その場で起きている生の瞬間を、フォロワーだけでなく、Twitterの持つ詳細なユーザーデータ情報を元に絞られたターゲットへ的確にライブ動画広告として配信することができるということです。 むしろ通常の動画広告とは異なり、動画そのものを作り込む手間がかかりません。それよりは、その場のリアルタイムな光景そのものがコンテンツ価値を持つため、企業にとって導入しやすく利便性の高いツールと言えます。 製品発表会やセミナー、イベントから生中継で配信することで、現地の参加者に限らず、遠く離れたユーザーへリーチすることも可能になります。当然シェアされるとさらに広がりますので、ファンや認知度の拡大を最大を狙う企業にとっては最善の手法と言えるでしょう。 なお、撮影後は動画を60〜90秒の動画に編集する機能を利用できるため、生中継を見逃した人へも通常のプロモビデオとして再配信することも可能です。プロモライブとプロモビデオの2重構造で、さらなる効果増大を期待できるのではないでしょうか。

Twitterの動画連携サービス

Twitterの動画連携サービスはプロモライブだけではありません。例えば、今では360度撮影にも対応しているPeriscopeが挙げられます。PeriscopeはTwitter傘下にあり、今ではPeriscopeで撮影する360度の動画をTwitterに連携させて配信することができる点をひとつの強みとしています。 ユーザーに臨場感のある映像を提供したい場合にはPeriscopeでイベント会場の様子を撮影すると、より高い関心を獲得することができるはずです。 また、TwitterはYouTubeとの動画自動投稿機能を搭載しています。Twitterアカウントと連携させる必要がありますが、会社のプロモーション動画をYouTubeに投稿すると、自動的にTwitterのフィード上にリンクを投稿することが可能です。 Twitterは、提携しているブルームバーグ通信のニュース動画を一部のユーザーへ24時間リアルタイムで配信しています。 ブルームバーグ通信 Twitterページを開くと、トップ画面右サイドにユーザーに合ったトピックのニュースが流れるようになっています。そのスペースをクリックすると、上記写真のような拡大映像と最新ツイートが合わせて閲覧できるようになります。 過去に似た手法で、アメリカ大統領選挙ライブ中継や、NFL試合中継も行われました。今後、Twitterではこうしたテレビ中継に近い配信が計画されているという報道もあり、他社メディアや企業との連携がますます増えていく可能性があります。 InstagramもTwitterと連携していますが、公式サービスのみではTwitter上での投稿に動画を表示させることができません。Yahoo!Japanが提供している「myThings」というサービスを使うことで、Instagramで投稿した動画をTwitterのフィード上でも投稿することが可能となります。 マーケティング活動にInstagramを採用する企業が増えていることを考えると、こうした機能は、効率よく動画広告を出したい多くの企業にとって大変便利な方法と言えます。 このように、直接Twitterが提携しているサービスだけでなく、Twitterに繋げるサービスも豊富に普及しています。それだけTwitterが情報発信ツールとして重要視されているという証でもあるでしょう。

まとめ

Twitterのプロモライブ機能を活用することで、企業は蓄積されたTwitterの最適なユーザーデータを元に、効果的にターゲットへ動画を送り届けることが可能になります。これにより潜在的な顧客、ファンを獲得することに繋がるはずです。 またTwitterの動画連携サービスはますます変化を遂げています。それはTwitterというプラットフォームを有効活用するものから、その他の動画プラットフォームとをうまく連携させるものまで、幅広く対応をしてきています。今後もTwitterと動画を掛け合わせることで、多種多様な相乗効果を生むことが期待できそうです。 [参考] 「【レポート】Twitter Japan、2017年は動画広告に注力 – ライブ配信を強化」, マイナビニュース 「動画ニュース常時配信=米通信社と提携-ツイッター」, JIJI.com “Twitter Plans To Broadcast Live Video 24 Hours A Day“, BuzzFeedNEWS “Twitter launching Live video API tomorrow“, Crunch Network 昨今、オンラインショッピングは、私たちの生活にますます溶け込み、さらに一般的なものになってきました。SNSのフィード上から直接商品の注文ができるようになったり、動画内で商品の注文ができるようになったりと、eコマースの形も変わり続けています。 ▶︎「運営者必見!ファッション系ECサイトで使われる動画マーケティング」もぜひ参考に! さらに、2017年7月6日、個人売買を取り扱うオンラインフリーマケットサービス・メルカリが、ライブ動画を利用した「ライブコマース」を開始することを発表しました。注目を集めるこの発表の何が新しいのか、ご存知でしょうか? 今回は、このeコマース業界において新たな潮流になると期待される「ライブコマース」についてご紹介です。

メルカリが開始したライブコマース

メルカリについて

メルカリは、個人が私物を出品し、売買を確定させ、発送までを行うという、フリーマーケットをオンライン上で実施するサービスです。メルカリが仲介して売買がとり行われる安心感とスマホからの利用が大変スムーズという利便性によって、日本国内で普及しているeコマースサービスです。 2017年6月30日のメルカリのプレスリリースによれば、アプリダウンロード数は7500万(日本5000万、アメリカ2500万)で、月間の流通総額は100億円を超えており、日本国内では最大のフリーマケットアプリとなっています。2016年6月のプレスリリースの情報をご覧いただいてわかる通り、アプリのダウンロード数はうなぎのぼりです。 メルカリ2016 Nielsenの2016年1月時の調査では、メルカリの利用者の95%(775万人)がアプリを通しており、ユーザー層は29歳以下が約46%ともっとも多く、次いで30代が約29%、40代以上が約25% というデータが示されました。このように、メルカリはアプリを駆使する世代からの利用が目立ちます。

メルカリのライブコマースに多数の芸能人が登場

ライブコマースとは、出品者がライブ動画を用いて商品について説明をすることができ、購入者もライブ動画を観ながらその場で商品の注文をすることができるようになるという、インタラクティブなサービスのことです。 しかし、ライブ動画を配信することに躊躇するユーザーもいるはずです。そこでメルカリは、このサービスの利用イメージを持ってもらうために、田村淳さんや道端アンジェリカさんなど、有名芸能人を起用してライブ動画をスケジュール配信することに決めました。 メルカリ_ライブコマース芸能人 (出典:mercari まずは多くのファンを持つ芸能人がライブ動画で商品を出品することで、多くの視聴者を獲得すると当時に、サービスの利用イメージや話題性を拡散することが狙いと言えます。

ライブコマースの魅力

従来、ライブ動画は、企業側が顧客や他者に対して情報を提供するためや、サービス/商品のファンを獲得し長期的な利益の拡大を狙う目的で用いられてきました。それに対し、最近増えているライブコマースでは、ライブ動画を通して商品に関する質問に答えることで利用イメージを想起させ、その場での購買行動を誘発できる点に特徴があります。 消費者が商品を買うまでの一連の流れは、Attention(注意)→ Interest(興味)→ Desire(欲求)→ Action(購買)に則っていると説く「AIDA(アイーダ)の法則」が定説でした。一方で、メルカリのライブコマースは、「ライブ配信+(インフルエンサー+)コマース」の要素を用い、時間をあまり必要としないスピーディな売買行為が実現します。 一般利用者に本サービスが拡大された場合にも、ライブ動画を観たいというファンを獲得することで、売り上げ拡大に繋がるケースもあるのではないでしょうか。インフルエンサーの動画を観られるだけでなく、コミュニケーションができるという点でも視聴者にとっては嬉しいはずです。そういう点では従来のeコマースとは異なります。 また、ライブ動画で商品を見ることで、視聴者は商品への信用を高めることになります。商品ページに写真と説明文章だけ掲載されているものと比べれば、映像で状態を確認することができてコーディネートや利用方法を合わせて確認できる商品の方が、購入者は安心するのではないでしょうか。こうしたことから、ライブ動画はオンラインショッピングにおけるひとつのテンプレートになる可能性すら秘めていると言えるでしょう。 [参考]「メルカリのライブ配信コマースはAIDMAキラー:今週のデジタルサマリー」,DIGIDAY

海外のライブコマースの実施例

海外でも、特に中国を中心に、ライブコマースを実践する先駆的サービスが利用されています。

淘宝(タオバオ)

taobao.comトップキャプチャ (出典:taobao.com 中国の大手eコマース企業Alibaba(アリババ)傘下のショッピングサイトのタオバオは、2016年にライブコマース用プラットフォーム「淘宝直播」を導入しました。有名な事例ですと、張大奕という有名なインフルエンサー(KOL:キー・オピニオン・リーダー)が、自身の新作ブランドの制作過程をライブ配信したところ、2時間で41万人が視聴、100万いいね!を獲得、約3億円を売り上げたと言われています。

蘑菇街(モグジェ)

mogujeトップキャプチャ (出典:蘑菇街 中国で利用者数1億3000人を越えると言われるファッション系のeコマースサイトです。ライブコマース機能が人気で、本サービスを開始した初日、サイトのUUが通常の10倍、売り上げは67.3%も増加したと言われています。またKOLの劉小瑜咯は、新作デニムスカートのコーディネートを紹介したライブ動画を1時間配信して20万いいね!を獲得しています。

Busker

Buskerトップキャプチャ (出典:BUSKER アメリカのライブ動画配信プラットフォームです。ミュージシャンやイラストレイター、デザイナーなどが自分たちの作品を紹介するために使われることが多かったのですが、本サービスは2016年に新たにeコマース的要素を加えることとなりました。あるクリエイターはBuskerにて音楽、ステッカー、帽子などを売り、2件のライブ動画だけで数万円もの売り上げを出しました。 [参考]「2時間で3億円を売った「ネット生放送+EC」の事例とは?【中国の最新ネット通販事情】」, ネットショップ担当者フォーラム [参考]「中国の女性向けファッションECモール「蘑菇街(モグジェ)」で話題のライブコマースを試してみた」, DiFa [参考]”New Livestreaming App ‘Busker’ Aims To Merge Content And E-Commerce Capabilities“, tubefilter

まだまだ少ない国内のライブコマースの実施例

実はまだまだ日本ではライブコマースの例が少ないのが現状です。メルカリより少し前にモバイル向け動画制作を手がけているCandeeがライブコマースアプリの「Live Shop!」を提供開始しました。メルカリのライブコマースと同じく、インフルエンサーや芸能人を起用しており、ライブ動画の中で商品をリアルタイムに注文することができるようになっています。ファッションやメイクのコーディネートを中心としたコンテンツを配信しています。 企業からの提供製品ではなくインフルエンサー本人がお勧めする製品を中心に取り扱っており、ファストファッションの通販サイトSHOPLIST.com by CROOZを運営するクルーズという企業と提携し、今後さらに市場拡大を目指しているサービスの一つです。

今後の展望

ライブコマースが早くにブームとなった中国では、ライブ動画配信利用者は3.25億人いると言われており、これは中国のネット利用者の45.8%にあたります。今後、この流れは日本をはじめ世界のeコマース市場でも増えていくと予想されています。 例えば、すでにYouTuberや有名Instagramerなどで、インフルエンサーを起用した広告手法が一般的です。インフルエンサーには一定層のフォロワー、ファンがいるため、ターゲットも絞りやすく、ブランドとしては大変効率の良いマーケティング手法となります。また、何よりフォロワーやファンの人たちは初めから彼らインフルエンサーに好印象を持っており、信頼していることが多いです。その点から見ても、企業は従来の宣伝手法に比べてインフルエンサーを起用することでより顧客からの共感を得やすいとも言えます。 自分の好きなインフルエンサーが自分の気になる製品を使っている姿を見て製品に対する「安心感」を抱くケースもあれば、インフルエンサーが使っているから「使いたい」と思うケースもあるでしょう。 Instagram、Snapchat、Facebook、Twitterと、各SNSがライブ動画に対応することと合わせて、私たちのライブ動画との心的距離も縮まっていますし、今後ますますモバイルファーストな状態が当たり前になってくるとも言われています。そのような状況下で、今回のメルカリのライブコマースの取り組みは、時代に合った新たなプラットフォームを構築することになるのではないでしょうか? [参考]”Social Commerce, Live Streaming, and Virtual Goods: Chinese E-Commerce Innovation Pulls Ahead“, GUILD INVESTMENT MANAGEMENT

まとめ – 市場規模は爆発的に伸びると予想される

ライブコマースのサービスを通して視聴者の消費行動がさらに活発化することが予想されます。そして、ライブ動画へのインフルエンサーや有名人の起用は、視聴者の「共感」と「憧れ」を誘発する効果も見込めます。 実際に中国で爆発的な人気と結果を残しているこのeコマースという新たなフォーマットは、ライブ動画がますます普及してきている今日の日本や世界各国でも、少しずつ採用されていくことでしょう。引き続きライブコマースの発展に目が離せません。 ▼コチラの記事も参考にしてみてください! 「分散型メディアから発展する分散型コマース。変化していくコンテクスチュアルコマースと動画の役割」 「コンテンツマーケティングに動画を戦略的に活用するための基礎知識Bruno Gomiero マーケティングに動画を採用している企業であれば、SNSを情報収集のツールとして利用している人も多いのではないでしょうか? 特にTwitterやFacebookなどでは、トレンドの動画形態がシェア数やLike数で可視化されて確認ができるため、業界の流れを理解する上では大変便利なツールと言えます。 例えば、一時期SNS上でシェアされることが増えた「双子ダンス」系の動画や、顔にスタンプや編集を施して配信できるSNOWの動画などは良い例です。特にSNOWのようなアプリとは異なり、仲の良い友人や家族と一緒に二人で踊ったり歌ったする様子を動画にしただけの「双子ダンス」系の動画が、一つの共通フォーマットとして拡散していった点は大変興味深い現象と言えるでしょう。 これらのように、もはやSNSはトレンドを写す鏡でもあり、敏感なマーケターはSNSを率先して情報収集の場に活用しています。そこで今回は、いま海外で少しずつ注目を浴び、多くのユーザーにシェアされ始めている「サティスファイング動画」という新たな動画ジャンルを、ご紹介したいと思います

サティスファイング動画(Satisfying Video)

スライム Instagramを中心に若者の視線を集めている「サティスファイング動画(Satisfying Video)」とは、その名の通り、ただ観ているだけで心が安らぐ動画のことを言います。趣旨としては、過去に人気となった「ASMR動画(ささやき声や物が触れるかすかな音にフォーカスを当てた動画)」とよく似ています。 このサティスファイング動画は、海外のネット上では「Oddly Satisfying Video」や「The Most Satisfying Video」とも呼ばれており、例えば特定の音楽と機械の繰り返しの動作が続くだけの動画や、ただペインティングをしている様子のみを撮影した動画など、動画そのものに意味やメッセージはありません。 BuzzFeedやHuffingtonPostのような海外メディアがこれらサティスファイング動画をまとめただけの記事を投稿するケースも増えてきているほど、人気が高まっています。現在Instagram上では、「#satisfyingvideos」というハッシュタグで投稿されているコンテンツが40万件を越えており、SNS上で若者を中心に急激な人気を見せているのが特徴です。 YouTubeでも、「The most satisfying video」で検索すると183万件ヒットするほどです。特にただ10~15分ほどのサティスファイング動画のみを投稿するチャンネルJust Cool Stuffというアカウントは有名で、登録者数も14万人を越えています。 DIGIDAYの記事によると、世界の情勢や出来事に関する議論がネット上でも盛んになっている今日、私たちは精神的な束の間の休息を求めているからこそ、何も意味を持たない「サティスファイング動画」が人々の感情に響くとも言われています。 サティスファイング動画の背後には特に私的なメッセージも政治的な意見も含まれていません。ただ同じ動作が続き、何も考えず観ていられるようなこれらの動画は、オンライン/オフライン問わず変化の激しい現代という時代だからこそこそ人の心を惹きつけるコンテンツになっているのだと考えられます。

サティスファイング動画を採用した企業事例

早速こうした注目度の高いサティスファイング動画に目をつけ、マーケティングに採用している企業も増えてきています。

CenturyLink Prism TV

CenturyLinkの新サービスPrism TVのプロモーション動画です。ただ絵の具を塗りたぐるだけの動画ですが、グラデーションを持って少しずつ色を変えていく映像は見ている人を安らかな気持ちにさせてくれます。また色のインパクトも強いため、SNSのフィード上でも栄えます。

Raindropslime

raindropslimeさん(@raindropslime)がシェアした投稿

こちらもスライムを販売する会社のプロモーション動画です。通常のスライムとは違い、小さな粒々が埋め込まれたスライムを握るだけの動画ですが、観ているだけで「自分も握ってみたい」と思わせる動画です。

Natrol

健康薬品や精神安定剤などを販売している会社のプロモーション動画です。絵の具を混ぜるだけの動画ですが、リラックスしてじっと観ていられます。製品や会社のブランディングとしてポジティブな印象を想起させます。

Forest Ceramic Co.

陶芸品を扱っている会社のプロモーション動画です。実際に作品ができるまでの工程の中で、ひたすら模様のへこみを入れていくシーンにフォーカスした動画となっています。

まとめ

サティスファイング動画は、変化のめまぐるしい現代社会と、自分の求めるコンテンツと自由に出会うことができるオンライン社会が生んだ、「セラピー」に近い動画スタイルと言えます。それらの動画そのものに意味はなく、ただ何も考えずに観ていられるからです。 スライムを握りつぶしたり、絵の具を塗りたぐったりという、人が好みそうな行為にフォーカスしただけの動画でも人の共感を呼び、エンゲージメントを高めることに繋がります。そしてただ視聴者が飽きずに観続けることができるという点で、マーケティングとしては大変高い可能性を秘めていると言えるでしょう。 まだ今のところ活用されている業界の幅は広くはありませんが、今後プロモーション動画に活用することで注目度を呼びやすいフォーマットになることが予想されています。 [参考] “静かなる流行、「サティスファイング動画」とはなにか?:敏感なブランドはすでに反応“, DIGIDAY Lan Pham 各県の「ご当地ゆるキャラ」や「B級ご当地グルメ」という言葉があるように、日本国内では、各県の知られていない情報を国内ならびに国外へ積極的にアピールするケースが増えてきています。 メディアで取り上げられるなどして知名度を上げ始めた、ユニークな「観光プロモーション動画」は、主要なプロモーションツールと言えるでしょう。どの動画も各県それぞれの資源と個性を生かしたプロモーション動画に仕上がっており、視聴者を飽きさせません。 その効果もあり移住の問い合わせ数や旅行客の人数が上がるケースも多く、観光プロモーション動画は結果に繋がるということも少しずつ認知されてきているようです。 今回は、各県や市から配信されているご国内観光プロモーション動画を、実際の成功事例と共にまとめました。

全国各地の(ご当地)観光プロモーション動画

北海道

ALL HOKKAIDO(short) 北海道の豊富で広大な自然の風景やイベントを、和を感じさせる壮大な音楽と合わせてまとめた動画です。四季折々の多彩な表情を持つ北海道の魅力が詰まった動画です。12分強のロングバージョンも別途用意されています。

青森県

ずるい街、青森県 田舎も都会も両方兼ね備えていて「ずるい」というメッセージを一部自虐的に伝えながら、最後はほっこりする動画にまとめられています。県内の学生と一般企業のプロが共同になって情報を発信する事業活動のひとつです。

岩手県

~世界遺産·平泉から~ いわてに息づく、清衡の心。 岩手県出身の俳優·村上弘明を登用し、時代劇風に仕上げたプロモーション動画です。完成度も高く、岩手県平泉に受け継がれる歴史や東北への思いを感じられる動画です。

秋田県

柳葉敏郎「あきない歌」 秋田県農林水産部農林政策課が秋田県出身の俳優·柳場敏郎に歌を歌ってもらい、秋田県の自然資源の魅力を紹介したミュージック動画となっています。動画の中では、映像に次々と登場する老若男女の県民をクリックすることができ、それぞれのPR動画へリンクできるようになっています。

山形県

十人十芋 山形県の郷土料理「芋煮」が県内の地域によって違うことを訴えながら、山形県をアピールした動画です。東北芸術工科大学が制作しています。

宮城県

Go! Hatto 登米無双 登米市のPR動画です。人々が愛する伝統料理「はっと」の名の由来を説明する動画ですが、一人の女性が悪の組織を征伐するという物語仕立てが、視聴者を最後まで離さない一風変わったPR動画となっています。

福島県

【夏のいわき】アクアマリンふくしまで 中学生ストリートダンサーが踊ってみた 【FORCE ELEMENTS】 福島県在住の中学生キッズダンスチーム「FORCE ELEMENTS」とアクアマリンふくしまのコラボレーションしたPR動画です。学生服姿の中学生が水族館内でストリートダンスを踊ります。動画再生回数は21万回を超えており、国内最高峰のダンサーを起用することでPRに成功しています。   デジタルマーケティングの業界に従事する人であれば「動画」がコンテンツマーケティングにおいてより強力なツールとなってきていることはご存知だと思います。Ciscoによれば、2020年までに、オンライン上のデータトラフィックの82%が動画に昇ると予想されており、企業マーケターにとってマーケティング戦略に動画を活用しないという判断は無いとも言えるでしょう。 最近、デジタル業界では、字幕や過度な編集を加えた動画ではなく未編集のモーメント動画(sharing-the-momet videos)を重要視する動きが見受けられます。この背景には、生の動画を視聴者と共有することで、商品やサービスへの信頼を獲得し企業イメージを向上させることが見込める点があります。 特に、視聴者の注意を引き、心を惹きつける動画の1番の例が「ライブ動画」です。現実での生活や経験をリアルタイムで共有することになるため、ライブストリーミングは今急速に成長しているトレンドとなりつつあります。大手企業が率先してライブ動画を戦略に取り入れたり、各SNS上でもライブ動画に対応を見せ始めているのは、このためです。 今回は、マーケターが「ライブ動画」を取り入れ、正しく活用するための解説を行います。

チュートリアルやQ&Aセッション

Q&Aオンライン マーケティングは単にものを売ることだけを目的としているわけではなく、消費者に自社を信用してもらう効果を期待されています。信用を獲得するための一連の行為を通して、関連するほかの製品への興味を引き立てることが重要と言えます。 そのための方法として最適なのがライブ動画です。学びがあり、かつライブ動画内で視聴者とコミュニケーションが取れる、インタラクティブで楽しいライブ動画が理想的です。より効果的な方法として、コメント欄を通して視聴者に、今後語るべきトピックに関してブレインストーミングを提案してみるのも良いでしょう。 例えば、GooleのWebマスター・チームによって配信されているシリーズ「Office Hours」は良い例です。ここでは時に、Webマスターの話題に関してユーザーもライブ動画内に招待され、Googleハングアウトに参加するその他の専門家から質問の回答を受け取ることができます。 このセッションでもSNSでイベントが告知され、前もって質問を受け付けています。一度セッションが開始すると、ホストが視聴者を飛び入り参加させ、考えを共有するよう促すという構成になっています。このインタラクティブな点が、よりコンテンツを魅力あるものにしていると言えます。

ポイント

計画をよく練り、かつ、柔軟性を持たせるく

特定のトピックを用意しておくことは必要ですが、考えすぎてはいけません。ユーザーからの提案を織り交ぜられるよう、余裕は保っておく必要があるでしょう。「提供すること」と「交流すること」の的確なバランスを見つけることが大切です。

配信の練習をする

SNSの配信プラットフォーム上で、本番を迎える前に閲覧範囲を自分のみに設定し、練習をしておくことも重要です。

固定スケジュールを決めておく

固定スケジュールで定期的にコンテンツを配信することは、視聴者を多く獲得していく上で重要です。視聴することがユーザーにとって「習慣」となれば、常連客のような形で継続的に視聴してくれるようになるからです。

イベントのライブ配信

イベント あるコンテンツマーケティング機関と専門家によると、B2Bマーケターの3分の2がコンテンツマーケティング戦略の一環で自分自身の個人イベントを活用しています。例えば、Digitellのライブイベントを視聴した人のうち、35%が翌年のイベントに実際に足を運んでいます。 イベントをストリーミング動画で配信することは、距離や何らかの理由があって参加できなかった人たちを惹きつけるために最適な手法です。それにより、世界中にオンラインコミュニティのようなグループを構築することもできるからです。また、新しいテクノロジーを率先して取り入れていくミレニアル世代へもリーチしやすいと言えるでしょう。 特に印象的な例は、カリフォルニア州で開催されるCoachellaの年間イベント「ミュージック・アートフェスティバル」です。2011年から毎年ライブストリーミングで配信されています。2011年はチケットが完売するまで3日かかったものが、翌年には3時間で完売したほどです。2016年には、1日の来場者数が10万人近くにのぼり、世界中で900万人の視聴者を獲得しました。 ライブ動画は、一般的に集客人数に限りがあるような小規模なイベントで、より適しています。当然直接会場に訪れる方がより親密感は得られるはずですが、ライブストリーミング動画を通して会場の規模を超えた視聴者を獲得することができるのは、ライブストリーミング動画の強みと言えるでしょう。

ポイント

前もってプロモーションを打っておく

事前にイベントに関して広くプロモーションをしておくことを忘れてはいけません。可能な限り多くのSNS上で、ストリーミング動画の配信スケジュールまでアナウンスしておくことです。

イベント間際にカウントダウンで盛り上げる

イベントが近づいてくると、SNSのフィード上でカウンドダウンを始め、フォロワーからの注目を集めるようにします。多くの人にリーチしやすい人気のハッシュタグを用いると効果的です。

アクセスできる環境を用意する

必ず一般のユーザーが参加できる適切な時間帯にイベントを開催することが重要です。当然ながら時差があるため、世界中のユーザー全てをカバーすることはできませんが、その中でもできるだけ多くの人たちが参加できる時間帯を見つける努力をしてください。また、それに合わせて、どのSNS上の配信プラットフォームが最もアクセスされやすいか、についても分析しておくと良いでしょう。

オンラインの視聴者が参加できる要素を加える

例えば、イベントでQ&Aセッションがあれば、コメント欄で視聴者からの質問を募集すると、イベントがオンラインオーディエンスの参加型となり盛り上がります。

イベント後の作業

FacebookやPeriscopeなどのSNSでは、ストリーミング配信した動画はプロフィールページに掲載され続けるため、イベント後にさらに追加のリーチを期待することもできます。動画を観たくなるような魅力的な説明文を用意したり、不要なシーンはカットして編集しておくと良いでしょう。

インタビューやディスカッション

ディスカッションイメージ インタビューやディスカッションのセッションをライブストリーミングで配信することも効果的な方法です。 人気のゲストやインフルエンサーを登場させ、話題のトピックについてコメントしてもらったり、体験談を共有してもらったりするのは良い例の一つです。そうした場合、ユーザーが自由に質問を投げかけられるようにし、セッションの中で最も興味を引きそうな質問を選びましょう。コンテンツのプロモーション色が強くなりすぎてしまった場合には、メンバーや一般の人たちを登用した短いインタビューセッションを設けるのも良いでしょう。 この手法を用いた良い例が、Live Streaimng Prosによって週2回配信されているライブセッションです。このライブストリーミングでは、時にホストがゲストを呼び、体験談や、戦略、実際に使えるコツなどを共有します。視聴者が徐々に参加していても焦らず、「本日の質問」のようなテーマで開始して集客状況を冷静に確認することが大切です。

ポイント

ゲストについて事前に告知しておく

ゲストについての情報を一部共有し、誰がゲストにやってくるのかユーザーが知りたくなるようなヒントを事前に公開しておきましょう。

準備をする

手の込んだウェビナー(web+seminar)を企画するのとは違いますが、会話をどのように進めていくかという体系的なプランは心の中で用意しておく必要はあります。

視聴者を巻き込む

視聴者からの質問をディスカッションの中に取り入れるのは効果的です。質問を読み上げる時には視聴者の名前も合わせて呼ぶことで、視聴者の参加しているという感覚も上げることができるでしょう。

企業アナウンス

企業内アナウンス 発表したい企業ニュースがあったり、新製品のリリースが決まっている時などは、普段であれば企業サイトやSNS上で発表をしていることでしょう。しかし、、これらの発表をライブストリーミング動画で実施することで、「企業がユーザーを気にかけている」というより高い親密感を与えることができて効果的です。 例えば、新製品のリリースについて発表したい時は、コンテンツ内で徐々に詳細を明らかにしていき、視聴者との心的な距離を少しずつ近づけることです。新店舗のオープンを発表したいのであれば、オープンに至る一つ一つのプロセスを共有していき、コンテンツの中で視聴者との関係性を構築していくことが大切です。即座にフィードバックを受けたければライブストリーミングをQ&Aセッションと一緒に合わせるのも良いでしょう。 例として、Adobeは2015年にこのアプローチを使って24時間かけて新製品の発表を行いました。そしてその配信の中で、自分たちの興奮と制作までのプロセスを視聴者にも共有しました。新製品が生まれたという事実以上にその回の配信で重要だったのは、製品の裏側にいる24の制作チームと触れ合ってもらうことでした。こうした試みは視聴者により「個人的」な感情を持ってもらうためには大変効果的な方法です。

ポイント

あえて時間をかけて焦らす

配信の中で一度に情報を公開するのではなく、少しずつ明らかにしていくことで、視聴者を焦らしましょう。

限定特典を用意する

視聴者のためだけの限定的なスペシャル特典も用意しておきましょう。

巻き込む

配信者側が視聴者のフィードバックやコメントに反応してくれると気づき、参加していると感じられると、発表内容もユーザーにとってより価値あるものとして映るようになります。

ユーザーからのコメントを受け入れる

配信している間、情報を提供することと、質問/コメントへ反応することとのバランスを保つようにしてください。

感謝の気持ちを表す

視聴者に、わざわざ時間をかけて観にきてくれたことへの感謝を見せましょう。

社内風景や企業文化の裏側を見せる

社員イメージ 今日、動画は物語を伝える上で最適なフォーマットでもあり、ブランドに親近感を持ってもらうためには大変効果的です。これは透明性を欠いている企業が内部の様子を伝えたい際にも役に立つ方法です。普段は知り得ないような一面を消費者に公開し、消費者とブランドとの関係を構築できるからです。 ライブ動画を用いることで視聴者を会社のデジタルゲストとして招き入れ、自社のオフィスや、どのように普段仕事をしているかを一部見せることで高いエンゲージメントを獲得できるはずです。 特にGeneral Electric(以下GE)は、この手法を頻繁に用いていることでよく知られています。彼らはPeriscopeを用いて普段見えない企業の一面を公開し、企業の透明性を高めました。以下動画の「Drone Week」では、ドローンカメラからの視点で、GEの5つの拠点における設備や機械の映像を消費者に共有しました。 ライブストリーミング動画の後も質問やコメントを「#droneweek」というハッシュタグで追っています。その後このプログラムは大変成功したそうで、GEのグローバルデジタルマーケティング・マネージャーのSydney Williamsによると、2017年にも再度同じ形式で配信することを検討しているとのことです。

ポイント

プロモーションを行う

個人的な招待を送るように、視聴者へプロモーションをすることです。

フィードバックを事前に求める

配信を開始する前にフィードバックを収集します。つまり視聴者が何を観たいと思っているのかに着目してください。あなたの会社に関して知りたい質問を事前に準備するようアナウンスしておくと良いでしょう。

親密感を持つ

可能であれば配信中に訪れる視聴者に都度名前を呼んで挨拶をし、可能な限り正直に自分の最も興味のある質問を選んで答えるようにしましょう。

次のアクションへ促す

目立たない形で、視聴者が他のコンテンツを閲覧できるようあなたの会社のSNSアカウントを登録するよう促すことも忘れてはいけません。

まとめ

ライブストリーミング動画は様々なシーンで活用できます。また「配信後」もコンテンツそのものと同じくらい重要ですので、結果を適切に分析することは忘れてはいけません。動画内でのフィードバック、SNS上でのコメントも参考にしていきましょう。 ライブ動画がますます多くの人たちの画面上に現れるようになってきている今日、そのトレンドを利用し、自社のコンテンツを配信していくことが求められます。特に今までとは異なる新たなマーケティング戦略を練りたいと思っているマーケターはなおさらです。ぜひこのトレンドに置いていかれないよう、ライブ動画を検討してみてはどうでしょうか? [元記事]How to Master Live-Video Marketing: A Handy Guide“, MarketinProfts Amazon Music、Spotify、Apple Music、Google Play Musicなど、今やさまざまな音楽ストリーミングサービスが国内外のユーザーシェアを競っています。シチュエーションや音楽ジャンルに合わせてこれらのサービスを使い分けている、という人も少なくないかもしれません。 最近はただ音楽をストリーミング再生するだけでなく、「ソーシャルネットワーク」的な音楽の楽しみ方がトレンドになりつつあるとうことをご存知でしょうか? 音楽を「聴く」という楽しみ方に、「観る」楽しみがプラスされつつあるのです。 そんな中、音楽ストリーミングサービスで有名なApple MusicとSNSアプリMusical.lyが提携サービスを開始しました。そこで今回は、SNSで楽しめる音楽コンテンツをもってユーザー拡大を狙う、このパートナーシップについて考えていきます。

Apple Music について

Apple Musicキャプチャ (出典:Apple Music 今や知らない人も少なくなってきているAppleの音楽配信サービス「Apple Music」。月額定額の980円を支払えば数百万曲もの音楽を視聴し放題となるため、世界中で多くの人に利用されているストリーミングサービスです。 日本でも2015年からサービスが開始され、ICT総研によれば、日本での定額制音楽配信サービスの中で最もユーザー数の多いサービスです。また、TechCrunchによると、Apple Musicは2000万人近い登録者数を世界に擁しています(2016年12月時点)。 Apple Musicのサービスを利用するためには有料会員になる必要がありますが、会員になることで全楽曲へのアクセスだけでなく、高品質なラジオ番組や音楽のダウンロードも可能になる点も特徴です。 ユーザー層としては、トライアル期間と有料期間を合わせた世界でのユーザー層は35歳~54歳が一番多いことが示されています(2015年, Fortune)。有料会員のみが利用できるサービスであるため若年層では利用者数が低い、ということが考えられます。 日本国内ではApple Musicの満足度が他のサービスに比べて最も高く、邦楽・洋楽共にコンテンツが充実しているという理由でサービスを継続利用している人が多い、というデータも示されています。またAppleが年間9800円のプランを用意しているという話や、純正スマートスピーカー「HomePod」の発表もあり、今後AppleはますますApple Musicへ力を注いでいくことが予想されています。

Musical.ly について

Musical.lyキャプチャ (出典:Musical.lyMusical.ly」は、一般の人でも簡単に本格的な動画を制作することができるアプリです。コンテンツをオンライン上で共有しながら、フォロワーからの反応を楽しむことができます。 サービス自体は2014年に開始され、今では日本を含めユーザー数を1億人以上擁し、月間アクティブユーザー数も4000万人を超える人気サービスです。 特記すべきサービスの特徴は、動画作成時にオンライン音楽を無料で使用できるということです。ブルーノ・マーズやアリアナ・グランデなどの有名アーティストがMusical.lyを通してプロモーション活動を行っていることは、よく知られています。国内では、芸人の渡辺直美がMusical.ly上で制作した動画(ブルーノ・マーズの音楽と顔芸を合わせた動画)をInstagramに投稿して話題になりました。

渡辺直美さん(@watanabenaomi703)がシェアした投稿

動画再生時間は15秒までとなり、スローモーションや早送り、反転やループなど、最近のSNSで流行りの動画加工にも対応しています。動画制作後は音楽を検索して貼り付け、まるでミュージックビデオのような動画を制作することが可能です。Musical.ly内だけでなく、他SNSアプリへの投稿も可能なため、音楽好きの10代の若者から人気を集めるアプリとなっています。

パートナーシップについて

2017年4月28日、AppleはMusical.lyと提携することを発表し、多くの注目を集めました。これによってApple Musicの有料会員であればMusical.lyのサービス上でApple Musicの楽曲をノーカットでストリーム再生できるようになったのです。 今までMusical.lyは、B2B向け音楽ストリーミング/ダウンロード会社「7digital」とパートナーを組むことで、音楽ストリーミング機能を提供してきました。この7digitalが適用できるのは世界で約80カ国であるのに対し、Appleは113カ国前後と言われています。このような背景もあり、Appleと新たなパートナーシップを組むことで、Musical.lyはさらなるユーザー数とビジネス拡大を見込めるということです。 Musical.lyが今後はアプリ内で率先してApple Musicサービスを推薦していくことが予想されています。つまり、Appleは単に音楽を聴いて楽しむだけではなく、動画とSNSの相性の良さを利用した新たな音楽の楽しみ方を提供する準備が整ったと言えるのではないでしょうか。

まとめ

Apple Musicは引き続きシェアを拡大し続けています。動画配信サービスMusical.lyをパートナーとして取り入れたことで、Appleは今までとは違った角度からビジネスの展開をすることが可能になるでしょう。 また、HomePodの登場により今後この競争はますます激しくなってくることも予想されています。これからの時代、私たち一般ユーザーの音楽の楽しみ方を変えうる大きな変化が起きようとしています。ソーシャルネットワーク的な要素も加わり、「音楽と映像を楽しむ」という視聴スタイルがますます拡大していくことになるのかもしれません。 [参考]”Musical.ly reportedly partners with Apple Music for its music snippets“, TechCrunch [参考]「Apple Music、若者に人気の音楽動画SNS「Musical.ly」と提携」, IT media NEWS 近年、YouTubeなSNSでの動画投稿が普及し、動画制作のプロフェッショナルだけではなく個人が動画を制作して配信するケースが増えてきました。プロモーション用動画を自社で制作する企業も増えてきています。こうした動向は、「動画」というフォーマットが確立されてきた証拠と捉えることもできます。 動画制作の際にあると便利なものが、動画素材です。既成の動画素材には、動画制作に関わる時間やコストを削減しつつイメージにあった仕上がりを助けてくれるメリットがあります。 今回は、動画制作時に活躍する国内/外の動画素材サイトをまとめました。

ぜひ利用したい国内の動画素材サイト

無料で利用できる動画素材サイト

pixabay

Pixabay (出典:pixabay 無料にもかかわらずクオリティの高い、比較的短い映像を集めたサイトです。カテゴリーも幅広く揃っていて、スマホアプリも用意されています。 pixabayのサイトへ>>

Footfolio

Footfolio (出典:Footfolio エフェクトを中心とする動画素材サイトです。HD版は有料となります。 Footfolioのサイトへ>>

nonnofilm

nonnofilm (出典:nonnofilm 有料サービスではありますが、無料動画素材も多く配信しているサイトです。結婚式動画内のエフェクトとして使える動画素材が揃っています。 nonnofilmのサイトへ>>

Lab01(らぼわん)

Lab01(らぼわん) (出典:Lab01(らぼわん) 結婚式などの動画制作を提供しているサービスですが、無料動画素材も提供しています。数は多くありませんが、自作の結婚式動画のイントロ部分などに使える素材が多いです。 Lab01(らぼわん)のサイトへ>>

4K映像/ハイビジョン映像素材集

4K映像/ハイビジョン映像素材集 (出典:4K映像/ハイビジョン映像素材集 個人の方が完全無料で公開している高画質動画素材サイトです。日本国内の具体的な地名などの動画素材が豊富に揃っています。 4K映像/ハイビジョン映像素材集のサイトへ>>

ニコニ・コモンズ

ニコニ・コモンズ (出典:ニコニ・コモンズ ニコニコ動画が運営するクリエイターの創作活動を支援するサイトです。クオリティは高いものと低いもの様々ですが、一般ユーザーが投稿した1万点以上もの素材が利用できるのが強みです。 ニコニ・コモンズのサイトへ>>

動画素材.com

動画素材.com (出典:動画素材.com 4K動画素材だけでなく、360°動画素材もダウンロードができるサイトです。有償版もありますが、基本的には無料でダウンロード可能です。 動画素材.comのサイトへ>>

After Effect Style

After Effect Style (出典:After Effect Style 14種類のみの動画素材ですが、ノイズ、雲、デジタル空間など差し込むとポイントになるような素材がダウンロードできます。 After Effect Styleのサイトへ>>

NHKクリエイティブ・ライブラリー

NHKクリエイティブ・ライブラリー(出典:NHKクリエイティブ・ライブラリー NHKがクリエイター向けに提供しているサイトです。動物や風景動画素材だけでなく、昔懐かしの年代別動画素材やNHKキャラクターの番組動画素材などもダウンロードできます。 NHK クリエイティブライブラリーのサイトへ>>

LifeinMaterial

LifeinMaterial (出典:LifeinMaterial 結婚式やパーティーでの動画のオープニングやシーンの間に差し込める短い動画素材を100本ほど集めたサイトです。音声は付いていないため、動画のみ利用したい場合には便利です。 LifeInMaterialのサイトへ>>

有料で利用できる動画素材サイト

PIXTA

PIXTA (出典:PIXTA 130万点以上のロイヤリティフリーの動画素材を何度でも利用可能。Web・携帯用からHD1080まで用意されており、国内/国外動画素材幅広く用意されています。 PIXTAのサイトへ>>

motion elements

motion elements (出典:motion elements 150万以上の動画&音楽素材を集めたサービスです。動画を使って関連する別の動画を検索するビジュアルサーチがあるのが特徴です。毎月30個の無料動画素材も公開されます。 motion elementsのサイトへ>>

amanaimages

amanaimages (出典:amanaimages 動画の高い質だけでなく「ニッポンの力」といった日本の伝統産業や技術にフォーカスをあてた、独自の視点を持った動画素材が特徴です。 amanaimagesのサイトへ>>

shutterstock

shutterstock (出典:shutterstock 700万以上の動画素材が集まっているストックサイトです。記号やアイコン動画などもあり、カテゴリーも豊富です。 shutterstockのサイトへ>>

アフロ

アフロ (出典:アフロ 一般的な動画カテゴリーだけでなく時事ニュース、歴史映像、エンタメなど多彩な動画を取り揃えている素材サービスです。 アフロのサイトへ>>

Getty Images

Getty Images (出典:Getty Images BBCやBloombergなどのニュースサイトで使われた映像やイベント映像など豊富な動画素材が揃っています。本格的な動画に利用する際にはかなり効果的な素材が揃っています。 Gettty Imagesのサイトへ>>

ぜひ利用したい海外の動画素材サイト

無料で利用できる動画素材サイト

orangeHD

orangeHD (出典:orangeHD 通常の動画カテゴリーだけでなく、プロモーション用、背景動画、特定の物の動画など、少し変わった素材が集められます。 orangeHDのサイトへ>>

Videeszy

Videeszy (出典:Videeszy 世界中のクリエイターが投稿してシェアをしている動画のストックサイトです。検索カテゴリーも大変細かく、動画のキーワード検索も可能です。 Videezyのサイトへ>>

vidsplay

Vidsplay (出典:vidsplay グラス、本、タバコなど、特定の物にフォーカスをした動画素材を中心にダウンロードできるサイトです。毎週新しい動画が継続的に追加されています。 vidsplayのサイトへ>>

movietools.info

movietools.info (出典:movietools.info グラフィックを中心とする動画素材が中心のサイトです。回転する地球儀やデジタルエフェクトなど、別の動画と組み合わせればポイントとなるようなユニークな素材が多いのが特徴です。 moovietools.infoのサイトへ>>

PEXELS VIDEOS

PEXELS VIDEOS (出典:PEXELS VIDEOS 海外のおしゃれな動画素材を無料でダウンロードできます。細かくカテゴリー分けされた動画にマウスのカーソルを置くだけでプレビュー動画を確認できる点が特徴です。 PEXEL VIDEOSのサイトへ>>

Mazwai

Mazwai (出典:Mazwai 自然や動物を中心とするハイクオリティでおしゃれな動画をダウンロードできるサイトです。サイト内も動画が映えるようなデザインになっているのも特徴的です。 Mazwaiのサイトへ>>

XStockvideo

XStockvideo (出典:XStockvideo 昆虫や動物の近距離動画や風景、抽象的な映像など、クオリティの高い映像が揃っています。有料版も含まれていますが、無料も多く用意されています。 XStockvideoのサイトへ>>

Stock Footage

Stock Footage (出典:Stock Footage ジャーナリズムやドキュメンタリー系の動画に使えそうな、昔のテレビで流れていたような古い動画をダウンロードできるサイトです。 Stock Footageのサイトへ>>

thenewsmarket.com

thenewsmarket.com (出典:thenewsmarket.com 動画素材数は7000本程とあまり多くはありませんが、話題性のあるニュースやイベント映像を集めた動画素材サイトです。気になる出来事をキーワードにして検索すると該当する出来事の動画素材が見つかります。 thenewsmarket.comのサイトへ>>

Media College

Media College (出典:Media College 動物、自然、季節という限られた動画素材しかないですが、HDの高画質な素材がダウンロードできます。 Media Collegeのサイトへ>>

Free Animal Video

Free Animal Video (出典:Free Animal Video 昆虫・動物に特化した動画を集めた無料の動画素材サイトです。昆虫・動物に関連するニュースアーカイブ動画も揃っています。 Free Animal Videoのサイトへ>>

有料で利用できる動画素材サイト

video blocks

video blocks (出典:video blocks 360°、VR動画を含む10万件以上のハイクオリティな動画素材がダウンロードできます。定額制で自由に素材をダウンロードできる点が特徴です。 video blocksのサイトへ>>

iStock

iStock (出典:iStock HD、4Kのおしゃれで綺麗な動画が揃っています。カテゴリーも豊富で、閲覧しているだけでも楽しめるサイトデザインです。 iStockのサイトへ>>

Pond5

Pond5 (出典:Pond5 一般ユーザーが動画を投稿して価格設定できるため、高い質の安価な動画素材が見つかりやすいです。100万本以上の4K動画が揃っています。 Pond5のサイトへ>>

Fotosearch

Fotosearch (出典:Fotosearch カテゴリーも大変豊富で、日常生活の1シーンなどの素朴などの動画も見つかります。 Fotosearchのサイトへ>>

Videohive (envato market)

Videohive (envato market) (出典:Videohive (envato market) 登録しているクリエイターが自由に投稿して価格を決めることができるストックサイトです。35万本以上の様々な動画素材が揃っており、一番安いもので1ドルから素材が見つかります。 Videohiveのサイトへ>>

Dissolve

Dissolve (出典:Dissolve 動物、自然というような一般的なカテゴリー分けだけではなく、ジャンプ、笑顔、休日というような特殊なカテゴリー分けで求めている動画が見つかりやすいサイトとなっています。 Dissolveのサイトへ>>

Unstock

Unstock (出典:Unstock クリエイターが動画を投稿/販売できるサイトです。最安で20ドルから高いクオリティの動画がダウンロードできます。またスマホアプリがあるのも特徴です。 Unstockのサイトへ>>

まとめ

動画素材サイトは、無料/有料含めて、自身で動画を制作する際には大変効果的です。自分では制作できないようなクオリティの高いグラフィック映像や、効果な機材を用いて撮影された高画質な映像が利用できるため、自身の動画に挿し込むだけで全体的な仕上がりを数倍にも上げることができるはずです。 ニュースや番組などで使われたメディア映像、衛星からの映像、360°映像など、切り口もさまざまで、必ず自分の求めている動画素材が見つかるはずです。動画の種類に応じて動画素材サイトを使い分けるというのも便利な方法です。 ぜひ、これらの動画素材サイトを駆使してクオリティの高い動画を制作していきましょう。 ※本記事は、各権利者の権利を侵害するものではありません。 記事に関するお問い合わせはこちらからお願いいたします。 海外では360度動画マーケティングの新たな手法として増えてきていることをご存知でしょうか?GoogleやFacebookを始めとする多くのテクノロジー企業でVR(仮想現実)技術への取り組みが多くなってきているように、「動画」そのもののあり方が、変化してきています。 そうした変化に合わせて、マーケティングに360度動画(時にVR動画)コンテンツを起用する企業が増えてきています。 日本の営業・マーケティング業では、輸入された海外トレンドが後に主流になるケースが多いですが、360度動画に関しては、まだそれほど多くないように見受けられます。そこで今回は、海外における360度動画の動向と業界ごとの活用事例を紹介し、日本における動画コンテンツマーケティングの展望に役立つ情報をご提供します。

世界が360度動画に注目する理由

2017年6月、アクションカメラで有名なGoProが、撮影した360/VR動画の中から任意の角度で視点を切り取り通常の動画へ切り替えることことを可能とするカメラ「Fusion」を発表し、世界を驚かせました。 また、YouTubeも、AndroidTVなどのスマートTVデバイス上での360度動画に対応することを発表し、コントローラーの操作でTV画面でも自由に視点を変えられることを可能にしました。 こうした動向を起源に、今後ゲームコンテンツだけでなく、ドラマや映画のようなコンテンツにも360度撮影を取り入れる動きが強まると予想されています。 では、なぜ世界はここまで360度動画に注目しているのでしょうか? その一番の理由は、360度動画/VRが引き起こす高い「共感性」にあります。撮影者の固定の視点ではなく、あくまで自分の視点としてコンテンツを視聴できることで、まるで自分もその世界に入り込んだような感覚を得られるからです。 その効果は実際に数字でも表れています。メディア会社StoryUpが実施した、固定動画と360度動画の比較をしたケーススタディでは、以下のような結果が出ています。
【視聴数】 【CPM】 【CTR】
固定動画:237 固定動画:$4.20 固定動画:0.56%
360度動画:13,455 360度動画:$1.74 360度動画:4.51%
  このケーススタディでは全く同じ広告動画コンテンツを用いていましたが、これらの数字に表れているように、360度動画は通常の動画に比べて視聴者の興味を引きつけ、エンゲージメントを高めることができます。だからこそ今業界でこの360度動画への注目が高まっています。

業界ごとの360動画活用事例

では、実際に海外の各種業界でどのように360度動画がマーケティングに活用されているのかをご紹介します。

ファッション

TOMS/AT&T

通信会社AT&TとシューズブランドTOMSがコラボレーションしたブランディング動画です。顧客を通して靴をコロンビアの子供に届けることを題材にしたドキュメンタリー調の動画です。

Charlotte Tilbury

メイクアップアーティスト・Charlotte Tilbury氏がプロデュースする香水「SCENT OF A DREAM」のプロモーション動画です。女優ケイト・ロスが動画の中で香水の香りを視覚的に視聴者に伝えるような仕上がりになっています。

Barbour

イギリスの衣料品メーカーBarbourの2017年夏のショーの紹介動画です。VIPやメディア関連者しか入れないエリアでの貴重な映像を見ることができ、既存のファンを惹きつける動画となっています。

飲食

Oreo

OREOが製造されるまでの工程を、まるで映画「チャーリーのチョコレート工場」を模した演出で表現したファンタジー調の動画です。

Coca-Cola

コカコーラ100周年を記念して制作された、Coca-Cola Méxicoによる360度動画です。この広告動画で通常のインストリーム動画広告より36%も高いビュー・スルー・レートを獲得したとも言われています。

NESCAFE

NestléによるNESCAFEのコーヒーのプロモーション動画です。マグカップを中心に360度異なる家庭の人たちが一同に音楽を奏でるユニークな動画となっています。

サービス

Netflix

Netflixの人気ドラマ「Stranger Things」のプロモーション動画です。自分も作品の中に入り込んでいるような感覚になる短い物語調の動画となっています。

Sony Pictures Entertainment

Sony Pictures Entertainmentが配信するホラー映画「Don’t Breath」の予告プロモーション動画です。作品の中のキャラクター視点と音を立ててはいけないという物語の中の設定もあり、作品の緊張感を得られやすい動画となっています。

Bozzuto

不動産会社Bozzutoがアパートの紹介のために取り入れた360度動画です。アパートの部屋の紹介を受けながら部屋の中を360度自由に確認できるため、実際に訪れる前に部屋のイメージが得られます。

観光

Universal Studio Florida

Universal Studio Floridaが配信する、園内アトラクションの一つ「Rip Ride Rockit」の擬似体験を提供するためのプロモーション動画です。コースターの上から360度自由に視点を動かせるため、迫力のある動画となっています。

Walt Disney World

Walt Disney Worldが配信する360度動画は、キャラクター「グーフィー」と一緒にディズニーリゾートツアーを楽しめる、エンターテイメントコンテンツのような動画となっています。

カンタス航空

カンタス航空ヒルトンアイランド、そしてサムスンが提携して制作した、オーストラリアでの観光地をツアーを擬似体験できる360度動画です。まるで本当に旅行をしているような気分になり、視聴者のイメージを膨らませます。

イベント

Strictly Come Dancing

有名アーティストがダンスコンテストに参加してショーを行う、イギリスのテレビ番組です。普段は入れないイベントの舞台上からの視点を音楽とともに楽しめます。

Tomorrowland

毎年ベルギーで開催される世界最大規模のEDM音楽フェスTomorrowlandのプロモーション動画です。参加者になった気持ちでイベントの雰囲気と音楽を楽しめます。

ASUS ROG

ASUSのゲーム製品プレスイベントの動画です。オーディエンスと一緒になってステージのプレゼンテーションを聞くことができるようになっています。

スポーツ

Nike

Nikeのサッカーシューズのプロモーション動画です。ブラジルのサッカー選手ネイマールの視点で実際に試合をプレイしているような感覚を得られる360度動画となっています。

FIA Formula E Championship

チャンピオンシップFormula Eのプロモーション動画です。スタントマンが前を見ずに後ろから迫るレースカーを宙返りして避けるという動画です。レースカーのドライバ視点で緊張感のある映像が楽しめます。

Gatorade/MLB

Gatoradeのブランディング動画ではありますが、架空のメジャーリーガーになりきり実際のマウンドで試合をプレイするシュミレーション動画です。商品は一度も登場せず、注目度を売るための動画と言えます。

NBA

NBAが配信する、バスケットチームのSacramento Kingsの新しいアリーナの建設背景や施設内を紹介する動画です。ファンの人であれば気になる内容を分かりやすく説明しています。

まとめ

360度動画は一般の動画に比べて高いエンゲージメントを獲得できるため、視聴者の注意を引くことが重要なマーケティングの広告動画としては大変効果があります。各業界の事例のように、コンテンツとの組み合わせ次第では、実用的な動画やいわゆる「バズる」ような動画を制作することも可能であり、またフォーマットとしてもまだ新しい様式であるためSNS上でも話題に上がりやすいとも言えます。 日本でも少しずつ360度動画を企業のマーケティングに用いるケースも増えてきており、企業は今後も引き続き360度動画の動向に注意しておく必要があるでしょう。「【日本】360度動画を活用したマーケティング事例」も参考にしてみてください。 [参考]”YouTube 360 video coming to TV screens, game consoles soon“, CNET ソニー・ピクチャーズがSnapchatのディスカバー画面において、映画「Fifty Shades of Darker」の360度動画広告を配信したことが一時話題となりましたが、2017年5月には、サイバーエージェントが、ストリーミングサービス「AbemaTV」においてライブ動画広告・360度動画広告の配信に対応することを決めたことで大きな反響を呼びました。 映画「Fifty Shades of Darker」の360度動画 一般的に360動画臨場感が高く、通常の動画広告よりユーザーから高いエンゲージメントを獲得できるため、新しい広告形態として多くの企業が注目しています。 ではこの360度動画は具体的にどのような使われ方をしているのでしょうか? 今回は国内での実際の活用事例と合わせてご紹介します。

360度動画の展開経緯

そもそも「360度動画」とは、従来までの動画のような一視点ではなく、視聴者の視点から上下左右360度自由な視野を可能にする新しい動画の形式です。「パノラマビュー」とも呼ばれることもありましたが、当初はVRの領域において栄えた技術です。 これまで360度に広がる動画を楽しむためにはVRヘッドセットを用いなくてはいけなかったものが、最近ではスマホが角度を認識するジャイロセンサーを搭載したことで、スマホの向きを変えるだけで気軽に360度動画が視聴できるようになっています。 ユーザー視点で自由にアングルを変えながらよりリアルなコンテンツを楽しむことができるようになったことが一番の大きな変化です。360度動画では、ユーザーはただ観るだけでなく、実際に操作をしてコンテンツを楽しむことができます。 利用シーンも、感情に訴えかけるドキュメンタリー、興奮する体験を提供するアクションスポーツ、アーティストの生演奏に近い音楽を楽しめるミュージックビデオ、創意工夫を凝らすエンターテイメントなどのコンテンツと相性が良く、この真新しさからも若者の目を引きやすいのも特徴です。 そのため最近では単にゲームや娯楽のためだけではなく、広告としても360度動画が利用され始めています。一般的に10代~30代の利用層が多いSNS上での広告コンテンツとしては特に効果的とも言えるのではないでしょうか。

プラットフォームごとの対応

この動きに合わせて動画を視聴できる各プラットフォームでも360度動画に対応しています。

YouTube

youtube icon YouTubeは2015年からこの360度動画への対応を開始しており、今ではPCブラウザだけでなく、スマホからでも360度動画を楽しむことができます。スマホであれば、360度動画に対応している動画の右端には「Google Cardboard」マークがついており、専用ヘッドギアを使えば本格的なVR体験をすることも可能です。 一般利用者も専用のカメラを使うことで、撮影した動画ファイルであれば360度動画をアップロードすることも可能です。またYouTube公式サイトでクリエイター向けに360度動画の詳しい利用方法についても説明しています。

Facebook

facebook icon Facebookも2015年に360度動画に対応しました。ビジネスアカウントと一般のユーザーともにタイムライン上に360度動画を投稿できるようになったため、プロモーションとしての360度動画をコンテンツと混ぜて投稿することができます。 また、広告機能を用いて360度動画を配信することも可能です。FacebookはSamsungと提携して開発を進めている「Oculus Rift」や専用カメラと合わせて今後360度動画の業界を牽引していくことが期待されています。

Twitter(Periscope)

twitter icon Twitterも2016年に傘下のライブ動画配信サービスPeriscopeと合わせて360度動画に対応しました。一般ユーザーもPeriscopeとTwitterを紐づけることによってTwitterのフィード上に360度動画を投稿することが可能です。動画はフィード上で自動で再生をするため、Twitter、Periscopeならではのライブ感と360度動画の臨場感との相性は大変高いと言えます。

360度動画活用事例

SUBARU XV

SUBARUの新型XVの車内インテリアを紹介する動画です。視聴者は実際にこの新型車の中にいるような感覚で360度車内のインテリアを確認できます。一般の動画では伝えづらいようなリアルな乗車感を視聴者に与えられます。

au 「Hello, New World.」

auの進めるブランディングイベントのプロモーション動画です。空を飛びながら世界を縦横無尽にワープして駆け抜けるような演出になっており、高い空からの視点など、360度の迫力ある景色が楽しめます。

WOWOW 予告犯

テレビドラマと映画で公開された「予告犯」のプロモーション動画です。作品内のテーマに沿ったストーリー展開となっており、視聴者は360度に広がる商店街を歩きながら隠された事実を発見するような流れとなっています。

JAL


 JALがビジネスクラス席を体験してもらうために作ったプロモーション動画です。普段利用しない人であれば体験することのないものをコンテンツにしている良い例と言えます。

クラッシュ・オブ・クラン(日本版)

ゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のプロモーション動画です。動画内では360度広がるストーリーの世界でまるでゲーム内の主人公になったような感覚を得られます。クオリティの高いCGとの相性も高く、独特の世界観を感じられます。

Panasonic

Panasonicが運営するYouTubeアカウントのプロモーション動画で、綾瀬はるかのパター風景を360°カメラで撮影しています。オフショットのような雰囲気が出ており、ファンの人なら気になるような動画となっています。

まとめ

360度動画は、まだまだ技術的にも進化を続けているフォーマットです。通常の動画に比べて臨場感や没入感が高い分、視聴者を効果的に動画内の世界観に引きこむことができます。動画広告として活用すればユーザーにも新たな体験を提供でき、高いエンゲージメントを獲得できるはずです。コンテンツとしてもまだ多くはないので、真新しさとしても周囲の注目を呼び、マーケティングとして一定の効果も期待できそうです。 今後スマホのみの視聴ではなく、VRヘッドセットを併用した視聴スタイルがより普及していくことが予想されます。そのような状況の中、新しい広告の形態として360度動画をいち早く取り入れることで、他社に差をつけることができるのではないでしょうか。 [参考]”Why 360 Is the Future of Video Marketing“, BusinessTown マーケティングに動画コンテンツを採用する企業の数が増加している今日、企業マーケターにとって、自社のマーケティング戦略を見直すことは不可避となってきています。 矢継ぎ早に移り変わる動画コンテンツのトレンドは、戦略設計の方向性を見失う危険をもたらしかねません。各企業に合ったマーケティング戦略は、まず基礎知識を固めることで、ブレのないものを確立できると言えるでしょう。その上で、トレンドに左右されない、先を見据えた戦略を練っていくことができるようになります。 今回は、コンテンツに関わるマーケターが必ず知っておきたい基礎知識を解説します。

コンテンツマーケティングの経緯

movingdirection コンテンツマーケティングとは、企業自身が価値のあるコンテンツを制作・発信することで、ニーズが顕在化していない層(潜在層)に自社を認知してもらい購買行動へ繋げていく、また一方で、自社製品やサービスへのニーズが顕在化した顧客(顕在層)をファンとして定着させるという、段階的なマーケティングの考え方のことです。具体的なひとつの手法を示す言葉ではありません。 もともとこの考え方は一世紀以上前からアメリカで存在しており、多くの有名企業が当時の形で取り入れていました。特に「WEB(ネット)」が存在しない頃は、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞といったいわゆる「レガシー媒体」を通してコンテンツが作られていたとのことです。 (引用:contentmarketinginstitute.com そしてネットの利用が当たり前になった今日、消費者はPCだけでなく、普段持ち歩くモバイル端末を通してコンテンツを消費するようになりました。これに伴い消費者は能動的にメディアから情報を取にいくようになり、この変化が、WEBマーケティングの始まりをもたらしました。 企業はこの状況を把握し、消費者がGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索をする際に、効果的に自社サイトにたどり着くよう、SEOテクニックを駆使してマーケティングを行うようになりました。もちろんこの変化は対個人(BtoC)だけでなく、対企業(BtoB)においても大きな影響を与えているということも忘れてはいけません。 BtoBについては、それまではある企業が別の企業の製品に興味を持っていても、相手企業の営業担当を通すことでしか製品の詳しい情報を得ることができませんでした。しかし今では、企業が掲載するWebサイト上の情報を元に、顧客は営業担当へ連絡をする前に製品についてある程度理解をしています。むしろWebサイトに情報が掲載されていないければ他社製品との比較の対象にすら上がらない程です。 近年は、Google検索アルゴリズムの変化の影響もあり、「良質なコンテンツ」でなければこの検索結果になかなか表示されなくなりました。そこで、改めて「コンテンツ」を重視したマーケティング戦略が一層着目されるようになったということです。

動画マーケティングの展望

videomarketing これまでWebサイトのテキスト記事として配信されていたコンテンツが、モバイル端末の性能や特徴に注目して、動画として配信されるようになりました。HubSpotは、2017年のマーケティング戦略について、動画を含むランディングページではコンバージョンが80%増加し、Eコマースに関しては動画を視聴したユーザーが64%増で商品購入に至る等、分析結果を出しています。 videomarketingstats (出典:Hubspot • マーケティング用のメールの中に動画を埋め込むだけでクリックされる可能性を200~300%も上げることができる • 製品を購入する消費者のうち90%がコンテンツ動画を参考にしている • 製品の購入を決める会社のディシジョンメーカーのうち59%が会社のブログ記事ではなく動画で確認したいと思っている など ネット上におけるマーケティングを推進する企業のうち、87%が既に動画をコンテンツを取り入れている状況からも、こうした展望をしっかり把握する必要性が高まっていることがうかがえます。

“価値ある”動画コンテンツ

企業の動画コンテンツが自社にとっても視聴者にとっても価値ある動画コンテンツであるためには、まず、価値ある動画コンテンツを配信するための「戦略」を練る必要があります。細かな戦略を練る前にまず決めておかなくてはいけない最低限の項目は以下です。

動画の目的

動画によって視聴者にどんな影響を与えたいのか? ex.ブランド認知、ファンの獲得、問題解決

ターゲット

動画のターゲット層 ex.10代若者、ファッションに興味がある人たち、マーケティング業界

表現手法

目的を達成するために動画内でどのような形式で表現するのか? ex.アニメーション、ハウツー、ドキュメンタリー

予算

動画制作にかけられる予算はいくらか?

所要期間

動画制作にどのくらいの時間を割けるか? 特に「動画の目的」「ターゲット」「表現手法」は重要で、Googleが公式に発表しているYouTubeの「HHH戦略(「ヒーロー型」「ハブ型」「ヘルプ型」)」は大変参考になります。 HHH戦略の詳細記事はこちら 動画の目的、ターゲットによって動画の表現手法を変える必要はあり、それに応じてかけられる予算や時間も変動します。どのようにして効果的な動画を制作・配信していくかという戦略を練る前に、必ずこれらの基本項目はクリアにしておく必要があります。

動画コンテンツマーケティングの戦略設計

contentsmarketing 価値ある動画コンテンツを検討するにあたり前述の基本項目を決めた上で、さらに効果的なコンテンツを配信するための、もう少し具体的な手法が存在します。

スクリプトを用意する

ひとつの動画に多くのメッセージを組み込んだり複雑に作りこみすぎたりしてしまうと、本当に伝えたい内容が薄れてしまうだけでなく、ターゲットにしている視聴者に見向きさえされなくなってしまいます。 動画がシンプルかつ印象に残るものであるためには、動画は1.会話調の話し方で、2.言葉は短く簡潔にし、3.キーポイントを強調し、4.専門用語は避け5.撮影前に音読をして他者に確認してもらうことが必須です。これらを意識したスクリプトを用意しておくと良いでしょう。

動画を配信する場所とタイミングを決める

動画を制作すると、それらを配信する場所には一般的に2つの選択肢があります。1つ目が自社サイト、2つ目がYouTubeやVimeoといった一般向け無料動画配信プラットフォームです。 前者の場合もYouTubeをプラットフォームとして使えますが、Brightcoveなどの有料の動画配信プラットフォームを採用している企業は多いようです。動画再生画面の仕様のカスタマイズ、詳細な視聴データのトラッキングなども可能なため、次の動画コンテンツを検討する際に効果的なデータのフィードバックを得られます。 動画配信プラットフォームの詳細記事はこちら 後者の場合は、自社サイトでの配信のみで完結するのに比べて圧倒的に広い層にリーチすることが可能。特にYouTubeであれば、Googleのアルゴリズムに則ってその人の嗜好に合わせた配信がされ、かつSNSへの共有や他人へのシェアもしやすい仕様となっているため、動画を広げるには最適です。 自社サイトとYouTubeを併用しているケースが多いですが、どちらで先に公開するかも合わせて決めておく必要があります。

最適なSNSを利用する

動画をSNS上でも配信することは効果的ですが、どんなSNSでも良いわけではありません。自社のターゲットが、彼らの求める情報、コンテンツを得るために一番どのSNSで時間を多く過ごしているかによって使い分ける必要があります。

動画と合わせてテキストでのコンテンツも用意する

SEOの観点から、検索エンジンでも効果的に動画がヒットするよう、動画の説明欄には同じ内容のテキストコンテンツを設けておくことをおすすめします。

関連するタグやタイトルを設ける

同じく動画を配信する際には関連するタグやタイトルを付けることを忘れてはいけません。動画コンテンツはテキストの記事ほどまだ検索にかかりませんので、可能な限りこの検索にかかるようなタグ、タイトルを付けることが必要です。

動画を率先して広める努力をする

インフルエンサーや著名人、既にファンの人たちに動画を他者へ推薦してもらえるよう、動画が完成したら周知することは重要です。時には助言をもらえることもあるため、率先して動画普及に努めましょう。

視聴データのトラッキングと分析をする

動画配信後どれくらいのエンゲージメントが得られたのかを常にトラッキングすることは重要です。前述の動画配信プラットフォームを利用すればそちらも効率的に行えますが、そうでない場合は自社で進める必要があります。例えば動画開始10秒後に視聴者の離脱が多いようであれば、動画のイントロ部分に問題があるのかもしれません。 その他にも競合他社のコンテンツを調査するなど、動画コンテンツマーケティング戦略には様々なものがありますが、実際にこのような戦略を踏まえて動画を制作/配信することで得られる成果は変わってきます。 以下は国外の例とはなりますが、B2B、B2Cマーケターの多くが動画を戦略的に用いることで一定の効果を得ているというデータも出ています。 videos-content-marketing (引用:contentmarketinginstitute.com

まとめ

「コンテンツマーケティング」とは決して新しいマーケティング概念ではありません。昔から企業が取り入れてきたマーケティング手法であり、その手法がWEBの登場とコンテンツの視聴方法の変化によって変わってきているだけと言えます。そしてこの動画コンテンツを効果的に活用するためには、ただ闇雲に動画を制作するのではなく、計画的に戦略を練る必要があるでしょう。 戦略を練ることで「価値ある動画コンテンツ」が制作でき、それはコンテンツの形式が紙媒体であった頃から変わらないはずです。そのためにも、動画制作に興味を持っている企業の方は、まずは動画制作時の基本戦略項目から検討してみてはいかがでしょうか? [参考]”Video Marketing: The Future Of Content Marketing“, Forbes [参考]”23 Things to Consider When Creating Video Content [Examples]“, Content Marketing Institute [参考]”How to Plan Your Video Marketing Strategy“, vdyard 若者を中心にますます人気になってきているInstagramですが、最近では企業がマーケティング戦略としてInstagramを活用することも珍しくなくなりました。 Instagramの強みは、写真を中心とする独特の華やかさとデザイン性です。ビジュアルを重視し多くの人の目に留まりやすいコンテンツを配信することで、企業が持つ世界観やイメージを表現することができる、大変効果的なツールと言えます。 2017年の3月にInstagramのストーリー機能動画広告を配信できるようになったことが話題にもなっています。 そこで今回は、Instagramで動画広告を出す際に知っておくべき基礎情報と、すでにストーリー機能でマーケティング活動を行っている企業事例をご紹介します。

Instagramの基礎情報

まず最初にInstagramの基本情報について整理しておきます。 ◼︎利用者数(月間アクティブユーザー):約7億人(2017年4月現在) ◼︎ユーザー層 Instagramユーザー層 Instagramユーザー男女比 [参考]”Social Media Demographics to Inform a Better Segmentation Strategy“, sproutsocial

マーケティングに採用すると期待できること

一般ユーザーの利用目的が写真や動画をスマホから投稿しすることでLIKEとフォロワー数を増やしていくことであるのに対し、企業の利用目的には、エンゲージメントの増加、信頼性向上、ファンの増加、知名度向上(広い層にリーチ)などが挙げられます。 Instagramをマーケティングに採用すると、企業は多くのメリットを得ることができます。最も大きなメリットは、Instagramの高いエンゲージメントでしょう。 Forrester Researchの報告書によると、InstagramはTwitterと比較して140倍も多くのエンゲージメントを生み、顧客との関係性を構築していく上では最適と言えます。またInstagramは公式に動画の方が静止画よりも高いエンゲージメントを得られることを公表しているため、Instagramと動画の相性は大変高いとも言えます。 幅広い層のターゲットにアプローチしていける点も強みではないでしょうか。 「#(ハッシュタグ)」をつけた投稿をすることで、そのタグを検索する人たちと繋がることができます。つまり、フォロワーだけだなく、ハッシュタグを通して訪問する多くの利用者にコンテンツを配信できるということです。 さらに、企業用の広告サービスを利用すれば地域、性別、年齢、言語、興味・関心などの条件で絞ったより細かいターゲティングができるようになるため、自社サイトのみでアプローチするよりも効果的で効率の良いマーケティングが行えるようになります。 [参考] “Instagram Storiesにビジネス向けインサイトと広告機能を導入“, Instagram Business “5 Unexpected Benefits of Using Instagram for Business“,Constant Contact

企業による「ストーリー機能」の活用事例

企業のInstagram利用シーンを考えてみると、アカウントを作成し通常の写真を投稿していくことでサービス/商品への関心やファンの創生を試みたり、企業イメージや世界観を反映させた投稿で自社サイトへの流入を促したり、動画広告をユーザーのタイムラインに流れるよう試みたりと、さまざまです。 すでに多くの企業がマーケティング活動に採用している「ストーリー機能」ですが、この機能は、2016年の8月から新たにスタートした機能で、通常のフィード上とは別画面で24時間経つと消えてしまう投稿を気軽に行えるものです。Instagramが短期間でアクティブユーザーを増加させた背景には、このストーリー機能追加が要因としてあるとも言われているほどに、とても注目を集めている機能です。 ストーリーで閲覧されるコンテンツのうち3分の1が企業アカウントです。ストーリー上での投稿は24時間経てば消えてしまうため、アカウントホームにある企業の世界観を崩すことなく、期間限定のプロモーションやメッセージを配信することができます。

Starbucks

starbucksストーリー 高校生を対象にしたイベントの告知動画です。10代に向けたメッセージが強く伝わる内容です。Instagramのユーザー層を理解したマーケティングと言えるでしょう。

XBOX

xboxストーリー 商品のファン創生を試みるXBOXの動画です。会社の持つイメージを前面に出した仕上がりとなっています。こちらも、商品のターゲットとInstagramユーザーが一致したプロモーションと言えます。

Kurashiru

kurashiruストーリー 料理動画はSNSを中心に人気を集めていますが、Kurashiruは、ストーリーにダイジェスト集を配信することで、自社サイトへの流入を図っています。

GR8

gr8ストーリー 若者を中心に人気を集めるファッションブランド「GR8」は、新入荷商品をブランドイメージと合った写真とともにストーリーに配信し、商品の予告を行っています。世界観を重視する傾向にあるInstagramユーザーをよく理解したプロモーションと言えます。

「ストーリー」への広告配信がスタート

ストーリーでは、文字やスタンプの追加や画像加工なども行えるため、通常の投稿と同じように利用することができます。動画の投稿は15秒までと決まっていますが、2017年1月から、このストーリー機能に企業広告も配信することができるようになりました。 ストーリーの画面では左右にスワイプをしていくことでフォローしている人たちのコンテンツを閲覧することができ、企業の広告はそれらの間に「Sponsored」という表記でコンテンツを配信することができます。Instagramで従来のターゲット設定を利用しつつ、各投稿のリーチ、インプレッション、返信、投稿からの移動件数など、インサイトを確認することもできるため、ストーリー広告を採用することで、縦画面でよりインパクトのある没入感の高い広告を多くのユーザーに届けることが期待できます。

ストーリー機能における広告事例

Airbnb

McDonald Canada

mcdonaldストーリー 農園で男性がマクドナルドのハンバーガーを抱えている様子を演出した動画です。あえて一般のユーザーがストーリー動画を投稿したようなカメラワークとなっており、前後のコンテンツに自然と溶け込めるような作りとなっています。

Coors Light Canada

molson coorsストーリー ビール会社の製品紹介動画です。夏の新製品をプロモーションするためのストーリー広告となっていて、製品にフォーカスした目立つような作りとなっています。

Bell

Bellストーリー カナダの大手通信会社BellのストリーミングのライブTVサービスのプロモーションのためのストーリー動画です。リポーターが実際に生中継を行なっているかのような演出になっています。

Tangerine

Tangerineストーリー ネットバンク、クレジットカード会社の動画です。Tangerineのカードを使うとどれだけお得なのかを訴求するシュミレーション動画となっています。

Winners

winnersストーリー 割引製品を取り扱うデパートWinnersのブランディング動画です。一生懸命エクササイズする女性を使って、Winnersであれば綺麗に見えるために今のように大きなコストをかけなくても良いというメッセージをシンプルに描いています。

Rickards

Rickerdsストーリー 新製品であるグレープフルーツ風味のビールを紹介するための動画です。製品にフォーカスを当てているシンプルな動画となっています。

まとめ

10代~20代に特に高い支持を得るInstagramは、テキストよりもビジュアルに特化したアプローチ方法が上手く機能し、他のSNSに比べて高いエンゲージメントを得ることができます。Instagramの持つ世界観、ハッシュタグやターゲティング条件を利用した幅広いリーチ力、画面を広く占有して表示される高い没入性、そして何より動画の持つ広告としての効果を組み合わせると、企業にとってかなり効果的な広告が打てるようになるはずです。 始まったばかりのストーリーの広告機能は、レスポンスへの対応するなど、広告としてのさらなる進化も期待できるのではないでしょうか。世界でも注目されているこのInstagramのフォーマットと自社のスタイルをうまくマッチングさせたマーケティング手法を採用できる企業が、今後より高い知名度を獲得していくのかもしれません。 YouTubeを始めとする動画視聴メディアがますます普及している近年、動画を用いた広告も増えてきており、中でも「インストリーム広告」「アウトストリーム広告」は顕著に注目を集めています。 では、「インストリーム広告」と「アウトストリーム広告」は、具体的にどのような広告を指すのでしょうか?また、これら広告のスタイルを採用することにどのようなメリット・デメリットが伴うのでしょうか? 今回は、「インストリーム広告」「アウトストリーム広告」という広告スタイルの整理と、今後の広告トレンドの動向予測を行います。自社に合った広告を模索している方はぜひ参考にしてください。

インストリーム広告とは

インストリーム広告イメージインストリーム広告」とは、YouTubeなどの動画配信プラットフォーム上で再生される動画広告のことを指します。 動画コンテンツの再生が始まる前に再生される「プレロール広告」、中盤に再生される「ミッドロール広告」、視聴後に再生される「ポストロール広告」の3種類が一般的です。広告動画をクリックすると企業ホームページやサービスサイトに飛ぶことになります。 動画広告は最低数秒間は必ず再生され、その後視聴者が広告スキップを選択できることが一般的です。広告動画が終了するまでコンテンツを視聴できない広告は「ノンスキッパブル広告」とも呼ばれます。

メリット

インストリーム広告のメリットは、そのブランディングの費用対効果にあります。 動画はビジュアル・音声・文字を駆使して制作され、さらに端末の大画面で表示されることになるため、静止画に比べてインパクトがあり広告としての効果が高いと言われています。 また年、齢・地域・性別・好み・キーワードに合わせてセグメントを絞った配信もできるため、広告主はよりターゲットを絞ったリーチが可能となるのです。 さらに、広告動画がスキップされたり30秒以内に中断されたりした場合でも、広告主は課金されないことが一般的であるため、投資リスクを抑えることができる点もメリットと言えます。 視聴者の(購買)意欲/行動を誘発できた場合にのみ料金が発生する点を考えると、企業にとっては大変効率の良い戦略と言えます。

デメリット

広告として高い効果を発揮するのは、あくまで「再生されれば」という前提付きです。 例えば、動画コンテンツの序盤に挿入された広告動画は、最初の5秒で視聴者の興味を得られなければスキップされます。つまり、企業側は広告動画をスキップされないようなインパクトのある動画を制作する必要があるということです。 また、コンテンツ動画の序盤や間に突然現れる広告動画に対して嫌悪感を持つ視聴者もいます。コンテンツ動画を観るために再生しているにもかかわらず、その欲求を断ち切られることになるからです。その場合、ネガティブなイメージを抱かれてしまう危険もあると言えます。 関連記事: インストリーム広告って何?動画広告の種類を覚えよう | コマケンby movico

アウトストリーム広告とは

アウトストリーム広告イメージアウトストリーム広告」とは、ウェブサイトやSNSのフィード上など広告掲載枠で配信される動画広告のことを指します。 再生ボタンを押さなくても自動で再生されるものが一般的で、バナー上で配信する「インバナー広告」、記事内のテキストコンテンツに挿入される「インリード広告」、FacebookやTwitterのようなSNSのフィード上に配信される「インフィード広告」、ウェブページの移行時や読み込み時に表示される「インタースティシャル広告」の4種類が一般的です。

メリット

アウトストリーム広告は、動画配信プラットフォームという限られた枠内ではなくテキストのウェブサイトやフィードでも幅広く閲覧者を獲得できるため、インストリーム広告に比べて高いリーチを期待することができます。 例えば、よく読まれるメディアサイトの記事内で配信すれば、自ずとそれだけ多くの人の目に触れることが可能になります。 ユーザーが画面の枠外にスクロールすれば広告動画が一時停止し、戻ってくれば自動的に広告の続きが再生されるような、インタラクティブな仕様も強みと言えます。 また、インフィード広告などは普段見慣れたフィード上に広告が配信されるため、視聴者が特別に違和感を抱くことなく動画広告を視聴する可能性が高いとも言われています。

デメリット

SNSの普及と共にインフィード広告は増えてきていますが、そのほかのアウトストリーム広告はいまだに広告業界では新しい分野と認識されており、「最適な配置方法とテクニックが確立されていない」と言われています。 十分な分析手法をもつプラットフォームが少ないあまり、費用対効果を判定しづらいという状況でもあります。 インストリーム動画であれば最低でも数秒間は広告動画を強制的に観せることができますが、アウトストリーム広告の場合は無視されてしまうこともあるため、高いエンゲージメントを獲得できない可能性もあります。もちろん自動で映像と音声が流れることそのものに、嫌悪感を抱く視聴者もいます。 関連記事: アウトストリーム広告って何?動画広告の種類を覚えよう | コマケンby movico

「今後はアウトストリーム広告」という予測

男性データ分析 インストリーム広告アウトストリーム広告を比較すると、一見インストリーム広告の方が魅力的に映るかもしれませんが、実は、専門家の間では「今後はアウトストリーム広告が一層増えてくる」という予測が強まっています。 その根拠として、「アウトストリーム広告動画の視聴時間はインストリーム広告動画に比べて25%も長い」という調査結果があります。また、「ブランド認知」「購入への誘導」「消費者のターゲティング」などあらゆる項目で、アウトストリーム広告のポイントがインストリーム広告を上回っているそうです。 引用データ (出典:Instapage) 「インストリーム広告よりも、アウトストリーム広告の方がモバイル端末での利用に最適化されている」という意見もあり、インターネットへのアクセスがPCよりもモバイルから行われることが多い今日ではとても有効と言えるでしょう。 FacebookやTwitterのフィード上で流れてくる多くの動画広告などを見ているとそのトレンドは理解できるのではないでしょうか?

まとめ

どちらのスタイルにしても動画が広告において大きな効果を持つようになってきている点に変わりはありません。特に、コンテンツを邪魔することなく即座に視聴者の興味を引けるような広告動画は、マーケティングに高い成果をもたらすことでしょう。 「2019年までにはインターネットトラフィックのうち80%が動画によるものになる」という予測もあります。だからこそ、高いエンゲージメントを獲得できる動画コンテンツと広告スタイルをうまく組み合わせることで、企業はより高い収益を期待できるようになるのではないでしょうか。 今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ自社の目的にあった動画広告スタイルを検討してみてください。 企業マーケティング動画を投稿できるSNSはFacebook以外にも存在し、Twitterも実はマーケティングにうってつけのプラットフォームと言えます(Twitter内での企業向け動画は「プロモビデオ」と呼ばれています)。 では、Twitterのプロモビデオは、どのようなメリットを企業にもたらすのでしょうか?また、Twitterにおけるマーケティングは、Facebookでのマーケティングと比べて、どう差別化できるのでしょうか? 今回は、具体的な投稿の方法や形式、企業の活用事例をご紹介します。

企業がTwitterに動画を投稿することのメリットとは?

Twitter広告ページ (出典:Twitter Twitterの「プロモビデオ」は、ユーザーのタイムライン上に自動再生で流すことができるプロモーション動画です。 もちろん、Twitterの強みはその「ライブ感」と高い「拡散性」です。例えば、話題のトピックや注目のトレンドなど、時事性を上手く活かしたアプローチができる点は大きな強みと言えるでしょう。 しかし、それよりも企業が目をつけるべきは、Twitterでの動画投稿は何より「目立つ」という点です。 140文字を基準に利用することを想定してデザインされたTwitterでは、まだテキストのみの投稿が圧倒的に多く、画像やGIFsなどがようやく数を増やしてきている程度で、実は、現状の動画投稿数はまだ多くありません。 Facebookを見てみてください。既に分散型メディアの動画コンテンツ、ニュースの動画投稿、企業のマーケティング動画など、フィード上にはあらゆる種類の動画投稿を目にすることに気づくはずです。 それに反しまだ動画投稿がメインストリームになっていないTwitterは、企業が他社と差別化を図るには最適なプラットフォームなのです。 ターゲティングに関しても、Twitterは優れています。 Twitter上のターゲティング条件は、「言語」「性別」「興味・関心」「フォロワー」「端末」「行動パターン」「自社CRM」「キーワード」「地域」に分類されており、中でもTwitterの独自性と言えるのは、「フォロワー」と「キーワード」ターゲティングでしょう。 Twitter上にはあらゆる情報が流れており、ユーザーは気になる企業やアーティストのアカウントをフォローすることで、Twitter上から効率よく情報収集をしようとします。つまり、「フォロー」というのはその人の「嗜好」を直接反映しているため、これを参考にしたターゲティングは大変効果があると言えるのです。 ユーザーは常日頃、思ったことをつぶやきます。この「つぶやき」で使われたキーワードを絞り込むことで、その人の嗜好、そして興味・関心までも判断できます。個別にある「興味・関心」ターゲティングは特定のツイートなどへの反応をもとにしているため、「キーワード」ターゲティングと「興味・関心」ターゲティングの違いは、嗜好が言語化されているか、されていないかの違いとも捉えられます。 Twitter上では一般的に、視聴者がYouTubeでのように、動画を自分で検索して視聴することはありません。たまたまそのプラットフォーム上で見つけた動画を視聴するというユーザーの比率は、Twitterが70%でYouTubeは20%です。 Twitter上で流れる動画を視聴するというユーザーは全体の82%と多く、Twitter上で直接投稿された動画コンテンツは、他のサードパーティ製の再生アプリを使ったものに比べて、返信率が2.5倍、リツイート率は2.8倍、LIKEの数は1.9倍と、高いエンゲージメントを得ていることが分かります。 このように、潜在的に隠れた興味をより高い精度でフィルタリングし、高いエンゲージメントを生み出してくれる点も、Twitterの強みと言えるでしょう。

Twitterにアップロード可能な技術的ルール

Twitterに動画を投稿する際にはもちろん技術的な制約がいくつかあります。以下Twitterの公式サイトより引用します。
・ファイル形式: MP4またはMOV ・ファイルサイズ: 特に制限はないが1GB未満を推奨 ・ビデオの長さ: 最長10分 ・推奨ビデオコーデック: 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル ・推奨フレームレート: 29.97FPSまたは30FPS。推奨フレームレート以上のFPSでも問題ありません。ビデオのフレームレートがこれより低い場合、「アップサンプリング」はしないでください。 ・推奨ビデオビットレート: 1080pのビデオで6,000k~10,000k(6,000kを推奨)。720pのビデオで5,000k~8,000k(5,000kを推奨)。 ・推奨オーディオコーデック: AAC LC(ローコンプレキシティ)

(引用:「ビデオ再生キャンペーンを作る」,Twitter)

Facebook動画の最長120分に対して、Twitterの最長10分は、長く見せるという点よりもフィード上で注目を集める動画でエンゲージメントを高める点にフォーカスしていると言えるでしょう。

PCからTwitterに動画を投稿する方法

ではどのように動画を投稿すれば良いのでしょうか?その手順をご説明します。 1.Twitterの広告ページへ移動します 2.広告キャンペーンに必要な設定をします 3.「クリエイティブ(Creatives)」という項目で動画のアイコンをクリックすると「Library」から動画を選ぶよう促されます 投稿ページキャプチャ1投稿ページキャプチャ2 4.「Library」という画面で「Upload Media」というボタンがあるのでそこから動画をアップロードします 5.合わせて表示するTweetコメントを決めます 6.一般公開

Twitterで注目を集める

Twitter動画は通常のテキストTweetに比べてユーザーの一層深いところまで訴えかけることができます。ただし、そのためにはフィード上でユーザーの目を引くような動画、長く視聴してくれるようなストーリーを盛り込む必要があります。 Twitterの性質を上手に活用した企業の事例をご紹介します。

SONY PlayStation

PlayStation Experience 2015 is almost here! Got your tickets yet? Event details: https://t.co/WDc1NRdsMT pic.twitter.com/ZvWPeBhHyd

— PlayStation (@PlayStation) November 23, 2015
  PlayStationの、イベント告知のためのプロモーション動画。軽快なスピードで次々と切り替わる映像と読みやすいテロップで、フィード上で見かけるとついつい目を通してしまいます。リツートは322回、Likeは782です。

Starbucks

Small and rare–what makes the #peaberry coffee bean so special.https://t.co/IcuM2nxlhM

— Starbucks Coffee (@Starbucks) May 27, 2016
  こちらは、スターバックスが特定のコーヒー豆について、生産から販売までの流れを紹介している40秒ほどの動画です。物語調になっており、コーヒーやスターバックスに興味のある人であれば視聴したくなる動画と言えます。リツートは175回、Likeは751です。

Microsoft Surface

Meet the new Surface 3, a perfect balance of performance and value. From $499. Pre-order now: http://t.co/gMUrwk5syahttps://t.co/6LkmEKQYmD

— Microsoft Surface (@surface) March 31, 2015
  Surface 3が発売された時のプロモーション動画です。1分という長さですが、テンポよく製品についての特徴が説明されているため、見ていても退屈しない仕上がりになっています。リツートは648回、Likeは1601です。

東京ディズニーリゾート

7/9から始まる東京ディズニーシー新ミュージカルショー「アウト・オブ・シャドウランド」 。アンジェラ・アキさんやディズニーのスタッフたちによるの制作シーンなど一足お先にお届けします♪ https://t.co/2FBt2DbvIehttps://t.co/LegUElxzFC

— 東京ディズニーリゾートPR【公式】 (@TDR_PR) June 28, 2016
東京ディズニーリゾートで講演予定だった「Out of Shadowland」というミュージカルの予告動画です。ナレーション、音楽、制作背景など多くを1分20秒の動画にまとめています。リツイートは5670回、Likeは9698です。

Mastercard

The best way to get to the #GRAMMYs just might be like this #PricelessSurpriseshttps://t.co/V3c1j63v3U

— Mastercard (@Mastercard) February 9, 2015
  Mastercardがグラミー賞とのコラボで「#PricelessSurprise」キャンペーンと称して配信したプロモーション動画です。カード所有者へのサプライズをドキュメンタリー調に作成した動画で、1分11秒の長さでもしっかりストーリーが伝わってきます。リツートは73回、Likeは219です。

USA Network Complications

Lives are on the line. What would you do?#Complications premieres Thursday, June 18 at 9/8c.https://t.co/xLcLTLYTDg

— Complications (@ComplicationsTV) April 14, 2015
USA Networkで公開予定のドラマ新シリーズの予告動画です。ドラマ内の緊迫した1シーンを切り取りたった15秒に編集することで、視聴者に続きを観たくさせる動画と言えます。リツートは486回、Likeは801です。

任天堂

本日よりユニクロ「UT GRAND PRIX 2017」にて、任天堂キャラクターを使ったオリジナルTシャツデザインを募集開始!上位入賞者には、賞金や副賞も。くわしくは応募サイトへ→https://t.co/06b1tbmTNDhttps://t.co/E0Trp4Y3j4

— 任天堂株式会社 (@Nintendo) July 1, 2016
  任天堂がユニクロとのコラボで募集企画した、歴代の任天堂キャラクターをTシャツデザインにするというキャンペーンの動画です。1分20秒の中で切り替わっていく歴代のキャラクターのアップ画像と軽快なリズムの音楽でTシャツに興味がないユーザーでもつい見てしまいたくなる動画となっています。リツイートは3044回、Likeは2447です。

Paige

Go behind-the-scenes of @RosieHW + PAIGE S/S'15 with an exclusive video interview from @PeopleMag. #LIVEINIThttps://t.co/OtLI5uNtgx

— PAIGE (@PaigeDenim) February 4, 2015
  ファッションブランドPaigeの春のコレクションでモデルを務めたRosie Huntington-Whiteleyの撮影裏を2分22秒にまとめた動画です。セレブの華やかな姿と裏話を聞けるということで多くの注目を集めました。リツイートは108回、Likeは489です。

Periscope

Periscope broadcasts now come alive within Twitterhttps://t.co/R346R1lgZb

— Periscope (@PeriscopeCo) January 12, 2016
  Periscopeでの生中継映像をTwitterのフィード上でも表示できるようになったことを告知するプロモーション動画です。43秒という短い動画ですが、ユーザーが利用をイメージしやすいような作りにしています。リツイートは2128回、Likeは2665です。

NYC Scanner

NYC: Video of a cow running around in Queens earlier today on 164 St and Jamaica Ave. pic.twitter.com/c5ONO8u4RR

— NYC Scanner (@NYScanner) January 21, 2016
  NYC Scannerが公開した車載カメラでの衝撃映像です。特に編集を加えているわけではなく、車道で牛が歩く瞬間映像を11秒で切り抜いただけの動画ですが、多くの注目を集めました。リツイートは560回、Likeは404です。

まとめ

Twitterで動画をうまく利用することによって、マーケティング動画であっても、とてつもない規模の拡散を生み出す事が可能です。どのような動画が「バズる」かは一概には断定できませんが、例え10秒という短い動画でも時には想像を超えるエンゲージメントを得ることができます。 Twitterの強みでもあるターゲティングを最大活用すれば、プロモビデオは効率よく多くの人に観られることもあります。また成長中のTwitterでの動画は使い方によってはFacebookよりも効果的な差別化に繋げることができるでしょう。 自社製品のプロモーションを検討されている方は、Twitterでの動画活用を検討してみてはいかがでしょうか? [参考]”Social media video guidelines: Facebook, Twitter & Instagram“, engage [参考]”The Beginner’s Guide To Twitter Video“, The Daily Egg [参考]”5 Twitter Best Practices You Should Put into Action“, Hootsuite [参考]”A Comprehensive Guide to Mastering Twitter Video“, sprout social [参考]”Twitter Video: The Marketing Advantage No One Is Using… Yet!“, Buffer Social 「縦型動画」が普及し始めてからしばらく時間も経過し、真新しさも感じられないようになっている今、縦型動画の有効性を理解している人がどれくらいいるでしょうか?もしかしたら「周りが導入しているから自分も…」という人たちも一定数いるかもしれません。 今回は、マーケティングに縦型動画を用いることの利点について改めてご紹介したいと思います。縦型動画のパフォーマンスを一層向上させる方法についても触れますので、すでに縦型動画を利用されている企業もぜひ参考にしていただければと思います。

縦型はモバイル時代だからこそ生まれた必然のカタチ

なぜ縦型動画は今これほどまでに求められているのでしょうか?

縦型動画にまつわる傾向

・人がスマホを持つ時間のうち90%以上は縦にスマホを構えている ・縦型動画はユーザーに「本物の」広告体験を提供し、画面サイズを最大利用できる ・ユーザーのモバイル端末の方向にマッチした動画は、コンバージョン率では68%、動画を最後まで視聴する人たちの量では36%の増加を見込める もちろん「スマホで視聴しやすいから」という理由はあるのですが、実は元をたどると、「私たちユーザーの生活スタイルの変化」が背景にあります。 過去インターネットを利用する際にはPCを利用することが当たり前でしたが、今や私たちはあらゆることをスマホで完結するようになりました。 アメリカのデータによりますと、65%のデジタルコンテンツ(ゲーム、ストリーミング音楽、映画、SNSなど)が、モバイル端末から利用されているそうです。 またそれと合わせて、私たちの「集中力」も少しずつ短くなってきており、瞬発的な集中力は平均8秒ほどだとも言われています。 こうした状況で企業が自社の広告を見立たせるためには、どうしたら良いのでしょうか?

縦型動画広告のパフォーマンスを向上させるには

物語や商品のブランディングのための動画であれば、スマホの縦画面全体(6:19)のレイアウト動画を準備することが一般的ですが、アプリや、オンラインショッピングのための広告動画であれば、いわゆる「Call To Action」ボタンや製品の情報も合わせて画面上に表示させたいはずです。 そのためコンバージョン率を上げるためには、それらの情報と動画が合わせてユーザーの目に入るような効果的な画面レイアウトにする必要があるでしょう。 動画レイアウトイメージ (出典:Chartboost その際、ただ横型(19:6)レイアウトの動画を画面の真ん中に配置して、画面下の帯にボタンと少量の情報を載せておくだけでは不十分と言えます。 ユーザーがスマホを縦に握っていると言っても、そのままではボタンは押してくれませんし、動画再生画面より上はほぼ無駄にしてしまっています。 縦型の動画広告のパフォーマンスを向上させるためには、UX(ユーザーエクリピリエンス)デザインを調整する必要があります。 例えば、動画を真ん中に配置する代わりに、もともと空いていた上のスペースに寄せ、再生画面より下にアプリや製品のアイコン、そしてCall To Actionボタンを配置し直せば、広告動画だけでなく肝心の情報にもしっかり目が通るようになります。 ユーザーの行動を促すための必要情報が画面の大部分を占めるため、結果的に高いコンバージョン率をうむことに繋がります。 縦型サンプル画像 (出典:Chartboost またスマホを片手で握る人のうち67%が右手、33%が左手で握るという調査もあります。 Call to Actionボタンの配置は、UXの最適化を図る前では右手ユーザー向けですが、最適化をすれば左右両方に対応したデザインに修正することも可能です。 動画そのものに手を加えるのではなく、「縦型で閲覧される」ことを想定した全体のデザインを最適化することで、結果的に縦型動画広告のパフォーマンス向上に繋げることができるということです。

まとめ

動画そのものはスマホ画面全体には表示しないものの、縦視聴を考慮した動画配置にすることで、より高い効果を得ることができます。 縦型動画で好調なInstagramでは、スマホの縦型画面全体に24時間で消滅する写真や動画をスライド形式で表示させる「ストーリー」上に、10~15秒の動画広告も載せられるようになりました。コンテンツが画面一杯に表示されるため、高いエンゲージメントを期待できるのです。 Instagramキャプチャ (出典:Instagram そのほかにも縦型動画に対応しているプラットフォームは多くあり、そちらも合わせて確認しておくと最近のトレンドが分かるかと思います。 私たちがスマホを縦に握ることが続く以上、縦型動画と縦型を考慮した動画配置デザインというものはこれからも変わらず継続されていくことでしょう。そのような視点で今導入している縦型動画を改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか? マーケティングに動画広告を導入する際に、企業が必ず重視するポイントのひとつは、広告の単価。 動画広告は、動画の制作費用と媒体への掲載費用が必要となります。自社の動画広告をSNS上でも配信したいと考える企業は、媒体ごとの掲載費用を把握しておく必要があるでしょう。 そこで今回は、動画広告の種類と媒体ごとの特徴を整理してご紹介します。動画広告を検討している企業マーケターの方は必見です。

動画広告の種類

まずは、動画広告の一般的な種類、「インストリーム広告」と「アウトストリーム広告」の違いについての理解が必要です。

インストリーム広告

インストリーム広告とは、YouTubeなどで配信される動画コンテンツの序盤/中盤/最後に挿しこまれる動画広告を指します。この広告には一般的に「プレロール」「ミッドロール」「ポストロール」「インタラクティブプレロール」の4つのフォーマットが存在します。 「プレロール広告」は、動画コンテンツが再生される前に表示される広告動画のことです。5秒経てばスキップできるもの(「スキッパブル広告」とも呼ばれる)と、スキップができないもの(「ノンスキッパブル広告」)があり、ユーザーの意識を乱すことなく広告動画を視聴してもらえるかがポイントです。 と言うのも、ユーザーは動画コンテンツを視聴する目的でアクセスしているため、スキップされてしまうことも多いのです。 それに対し、動画の中盤に流れる「ミッドロール広告」は、比較的離脱率は低く、流すような感覚で動画広告を視聴されます。 コンテンツ動画の最後に流れる「ポストロール広告」は、動画コンテンツが終わった後の広告なので、よほど関心を引く広告でなければユーザーは最後まで視聴しない傾向が指摘されています。 「インタラクティブプレロール広告」はプレロール広告の一種でもありますが、複数の動画コンテンツを同じ画面上に並べたり動画広告に関連する情報を表示させたりと、ユーザーが自ら操作し情報を得る形式の動画広告を指します。 関連記事: インストリーム広告って何?動画広告の種類を覚えよう | コマケンby movico

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告とは、ウェブサイト・ウェブメディア上で配信する動画広告の総称です。こちらもインストリーム広告と同じく4つのフォーマットが存在します。 まず、ウェブサイトのバナー枠に動画を配信する「インバナー広告」です。スクロールしてバナー枠が画面に入り込むと自動で動画を再生させたり、カーソルを再生画面に乗せるだけで動画画面が自動で拡大させるというような、様々な仕掛けが盛り込まれています。 つぎに、ウェブメディアのコンテンツ記事内に埋め込まれた動画広告「インリード広告」です。ユーザーが埋め込まれた部分まで到達しなければ無視されてしまうこともあります。 さらに、FacebookやTwitterのようなSNSのフィード上に配信する動画広告「インフィード広告」があります。 タイムライン上に表示されることでユーザーによる違和感を排除した視聴を可能にし、SNSの普及に伴いますます増えてきている広告フォーマットです。 「インタースティシャル広告」は、ウェブメディアで次のページへ移る際の読み込みの合間に配信する動画広告のことです。モバイルゲームでもよく利用されることも多く、既にダウンロード済みのアプリを土台に配信するためターゲットも絞りやすいと言われています。 関連記事: アウトストリーム広告って何?動画広告の種類を覚えよう | コマケンby movico

動画広告の媒体の特徴と費用について

それでは次に動画広告を載せることになる各媒体それぞれの特徴と費用について触れておきます。

Facebook

今やSNSを代表するFacebookですが、その10億を超える巨大なアクティブユーザー数が強みと言えます。一般の「マーケットプレイス動画広告」と、大手企業や大手キャンペーン向けの「プレミアム動画広告」の2種類存在します。 マーケットプレイス動画広告では、ユーザー個人の趣味・関心、行動、年齢、性別、居住地などの条件で、デバイスを問わず実在の利用者をターゲットとして絞り込むことができます。掲載期間も1日から指定が可能です。 プレミアム動画広告では、細かいターゲット設定はできず、掲載期間も限られていますが、短期集中型でマーケットプレイスより目立つ箇所に必ず広告が掲載されることになります。 マーケットプレイス動画広告の掲載位置としては、普段見慣れているフィード上に一般の投稿と紛れて表示されるインフィード動画広告と、サイドバー上に表示されるインバナー広告です。プレミアム動画広告はニュースフィード上とアカウントのログアウト画面に表示がされることになっています。 スターバックス広告事例キャプチャ (出典:Starbucks Canada) 広告単価はオークションによって決まり、時期やターゲットというような様々な要素でも常に変動します。10秒以上の再生時間を基準として単価を設定できるインプレッション単価(CPM)リンククリック単価(CPC)で請求タイミングが決まります。 1日の予算は下限100円で比較的低予算で出稿することができますが、広告セットの組み合わせと広告単価の変動次第ではある程度まとまった金額を用意しておく方が効果的のようです。 "fb ads cost"キャプチャ ちなみに、一般のCPCの例では、2016年Q4の日本企業のキャンペーンの1クリック平均金額は約82円($0.73)だったようで、2013年のYahoo! Financeの記事によると、Facebookの通常の平均CPMは約66円($0.59)であるようです。 [参考] リンククリック単価(CPC)とインプレッション単価(CPM)では何が違うのですか。」, facebook business 「動画広告にはどの種類の最適化を選択したらよい?」, facebook business 「Facebook広告の種類と料金の目安は?」, Social Media Lab “The Complete Resource to Understanding Facebook Ads Cost – 2016 Benchmarks!“, AdEspresso

Twitter – プロモビデオ

Twitterは、ツイートのフィード中に自動再生の動画を挿入するインフィード動画広告で「プロモビデオ」と呼ばれています。ターゲットは地域、言語、デバイスなどの他に、フォロワーやツイート内容、キーワードなど、Twitterならではの分け方が特徴です。

エリウド・キプチョゲ – 2:00:25。
前人未到の壁は、すぐそこまで迫っている。#Breaking2 #JustDoIt pic.twitter.com/iasiHFcIVN

— Nike (@Nike) May 6, 2017
    課金方法はプロモーションの目的によって異なりますが、動画だと最低3秒再生された際に課金が発生するCPVが一般的です。 Twitter広告の単価はオークション形式のシステムに基づいていますが、1日や全体の予算の最低金額や利用期間には限界が設けられていないため、企業側もフレキシブルな予算設定が可能です。 2013年のYahoo! Financeの記事によりますと、Twitterの通常の平均CPMは約390円($3.50)だそうです。 [参考] Twitter広告の料金」, Twitter “How Much Do Ads on Twitter Cost?“, Penna Powers

Instagram

Facebook傘下のInstagramは、もともと画像を中心とするSNSだったこともあり、強みは華やかなイメージと独特の世界観で、モバイル端末からの利用が中心です。フォーマットはフィード上に最長60秒の動画広告を流すインフィード広告で、若い世代へのリーチに強い媒体と言えるでしょう。 Facebookと同じく、地域、性別、年齢、言語、趣味・関心といった詳細なターゲット設定が可能です。動画広告の表示サイズも正方形や長方形を選択可能です。 Instagramキャプチャ (出典:Instagram) 出稿費や計上方法もFacebookのものを用いることになるため1日単位の予算設定をすることができ、広告予算は1日予算×掲載期間の計算でFacebookと同じく低い金額からの出稿が可能です。 Fortuneの2015年の記事によりますと、Instagramの全体のCPM平均は約750円($6.70)とも言われているようです。 [参考] 【事例効果つき】徹底解剖!Instagram広告のすべて」, Social Media Lab

YouTube

無料ストリーミング動画サイトとして成長を続けるYouTubeの広告フォーマットは、動画コンテンツの序盤、中盤に表示させるインストリーム広告と、画面右端に配信をするディスカバリー広告、そしてそれらと組み合わせてスキップができない仕様にした6秒動画のバンパー広告が一般的です。Googleはこれらを「TrueView」と呼んでいます。 インストリーム広告はコンテンツ動画が始まる前や中盤に表示されることが多く、インバナー広告はYouTube視聴画面の右上やYouTubeのホーム画面でも自動再生で動画広告が表示されます。ターゲットの種類は年齢、性別、地域、興味・関心などで設定できます。

▼ バンパー広告事例動画

費用は1日単位で予算を設定できるため、掲載期間と組み合わせることでフレキシブルな調整が可能です。また、広告動画が30秒前にスキップされた場合は料金が発生しないため、効率の高い媒体とも言えるでしょう。 2014年のNYTimesの記事によりますと、30秒以上再生されたプレロール広告の平均CPMは約850円($7.60)だったそうです。

Yahoo! Japan

日本では検索サイトやニュースサイトとして有名なYahoo! Japanも、動画広告向けの様々なフォーマットを持っています。 「プレミアムビジョン」「ブランドパネルビジョン」では、PCのYahoo!サイトで最も目立つトップ画面右端部分に動画を配信します。 「プライムビジョン」は、Yahoo!の各サービスの最初のページ右端に配信する動画広告で、「(プラチナ)インストリーム」は、Gyao!などの動画コンテンツの再生前や再生中に配信する広告、そして「プッシュダウンビジョン」は、Yahoo!ニュースのコンテンツ上部に掲載される動画広告です。 yahoo!トップページ (出典:yahoo!) 金額と掲載期間は各フォーマットによって異なり、1番高い「プレミアムビジョン」は1週間という掲載期間で5000万~5500万円、「プッシュダウンビジョン」は5日~2週間で500万円~その他のものは7日間~1ヶ月という期間で100万円~というのが相場です。 やはり国内検索サイト大手の強みである大きなリーチ力を生かしたい、ある程度規模の大きい企業向けの媒体と言えるかもしれません。 [参考] ビデオ広告」, Yahoo!Japan マーケティングソリューション

Snapchat

アメリカの若者の間で特に流行っているSNS、Snapchatも動画広告を取り扱っています。特にフルスクリーンの縦型動画フォーマットを使った広告が特徴的です。 広告動画は最長10秒までで、ライブストーリーとディスカバリー内のコンテンツの間に挿入されるためインフィード広告と言えるでしょう。 チャンネルの種類と地域、性別によってターゲティングが可能です。通常のコンテンツと同じく広告の表示掲載期間にも制限があり、その分希少価値の観点から高い確率で閲覧されるケースもあるようです。 Snapchat ビデオ広告 (出典:Snapchat) Snapchatのディスカバリー内での動画広告の出稿費用は1日で約563万円($500)、ライブストーリーのでは約280万円($250)かかるとも言われており、まだ大手企業向けの広告媒体とも言えるでしょう。 [参考] Snapchat Advertising Costs – A Breakdown Of Each Offering“, Snapchat

まとめ

動画広告の種類とフォーマットも多種多様であり、掲載する媒体やそのユーザー規模、利用のされ方によって動画広告の掲載のされ方も異なります。また、最近のSNSは低い予算で動画広告を出稿することを可能にしており、参入障壁が低く設けられている点も共通しているようです。 ターゲット、期間、フォーマット、そして得られる効果をしっかり見定めた上で動画広告を掲載することで、より効率的に高いエンゲージメントを得ることが可能になります。 最近SNSのフィード上でよく目にするようになってきた「料理動画」。どの動画も短くシンプルにまとまっており、スマホからの視聴に特化した動画仕様が特徴的です。自社のマーケティング活動に料理動画を採用している企業も少なくありません。 では、こうした料理動画はどのように撮影されているのでしょうか? 料理動画を活用することはハードルが高いように思われるかもしれませんが、的確な撮影方法と編集テクニックがあれば自分たちでも料理動画を制作することも可能です。 今回は、企業が参考にしたい料理動画の撮り方について、事例をもとにご紹介したいと思います。

人気メディアでの料理動画の撮り方

まずは実際に料理動画で人気を博しているYouTubeチャンネルやメディアの事例を中心にポイントをまとめてみましょう。

Peaceful Cuisine

「Peaceful Cuisine」は料理の工程を美しく独特の視点で捉えていることで有名なYouTubeアカウントです。そのチャンネル名の通り、観ていると心が癒されるような動画を撮ることで86万人を超えるチャンネル登録者数を持っています。 どのレシピもまるで一つのアートを見ているかのような見せ方が特徴で、料理の出来栄えだけでなく、調理器具、切り方、製品それぞれにスポットが当てられています。 同チャンネルの撮影紹介動画によりますと、基本的に撮影に関しては通常の一眼レフカメラに個別のマイクを装着し、ホワイトバランスは自動、 ISO感度は200(低い方が良いそうです)、シャッタースピードは1/48で固定しているようです。画素数は4Kの24pで、三脚で角度と高さを調整できるようにしています。 基本的に被写体の食材や調理器具が近く映るようにカメラの配置と高さを固定します。一つの画に対して一つのアイテムが映る構図のようです。ピントを合わせたい部分を画の中心に持ってきて、そこで明るさを調整し録画を開始します。 ポイントは各料理の工程を1シーンずつに分けて素材動画を撮影してくことのようです。例えば小麦粉の入った袋を開けるシーンで1つ、ボールにその小麦粉を入れるシーンで1つといったようにです。 工程によっては斜めからの視点、真上からの視点、真横からの視点それぞれを使い分けますが、画の中に余計なものが映らないよう、あくまで一つの被写体に絞ることで見やすく分かりやすい動画が撮れるようです。

DELISH KITCHEN

「DELISH KITCHEN」は料理の工程を1分ほどの短い動画にまとめFacebookやInstagramを中心にコンテンツを配信している、料理動画専門のメディアです。その見た目と動画の短さから、楽しく誰でも簡単に料理動画を楽しめるとして女性を中心に人気を集めています。 動画では常に見やすさ、分かりやすさを意識しているようです。紹介される料理は全て「スーパーで買えるような身近な食材を使っている」ということと、「簡単な手順で作ることができる」ということをテーマにしています。 また、ユーザーからの要望や季節、トレンドにあった料理をピックアップするスピード感も、利用者を魅了し続けるために必要なことのようです。 レシピ動画利用イメージ hintosの紹介記事によると、DELISH KITCHENの撮影では、料理を美味しく見せるために「1.可能なかぎり明るい環境を用意」し、食器やテーブルクロスを並べた時のバランスがお洒落に見え、手の動きも見えやすいよう「2.カメラは真上から撮影」します。 そして、余計なものが画に入らないよう、毎回掃除をしながら「3.調理の工程ごとに撮影していく」ということを徹底しているようです。

初心者が料理動画を撮影するなら?

では、初心者が同じような料理動画を撮影するためには、どのようなテクニックを使えば良いのでしょうか?

スマートフォンで撮影する

実は今持っているスマートフォンでもコツさえつかめば立派な料理動画を撮ることができます。

スマートフォンの持ち方

まず、「スマートフォンを縦に持つか、横に持つか」で、縦型動画と横型動画に分かれます。向きを統一して撮影することで、後の編集作業をスムーズに進めることができます。 動画を撮る際のポイントは、脇をしめて両手でしっかりホールドすること。脇がしまっていないと両腕がブレてしまい、カメラの固定が難しくなります。三脚やスマホスタンドを使うという手も効果的です。

解像度の調整

iPhoneを代表とする最近のスマホでは、解像度の設定を自由に切り替えることができます。 例えば、画質が高く「フルハイビジョン(フルHD)」と呼ばれる1080p撮影、少し解像度を落とした「ハイビジョン(HD)」720p撮影、最近では「4K」として知られる2160p撮影にそれぞれ対応しているスマホもあります。解像度が高ければ高いほどデータ容量を多く占有するため、動画の意図、アップロード先の仕様に合わせてこのレベルを変えると良いでしょう。

光(ホワイトバランス)の調整

屋内で撮影するか屋外で撮影するかで写真や動画の映り方が異なるように、ホライトバランスの設定をすることで被写体が見た目通りの色調で映るようになります。 基本的に最近のスマホは自動で光の補正機能が備わっているため、それほど設定を気にすることなく自然な画が撮れますが、異なる光の種類が混じり合ったような場所で撮影をするときなどは個別にホワイトバランスの調整をするとより効果的です。

編集アプリを駆使する

撮影した動画を編集する際には、そのままスマホ用のアプリを使うのが効果的です。 最近ではユニークな動画アプリも増えてきており、つい先日Appleも公式の簡単動画編集アプリ「Clips」をローンチしました。それくらいスマホでの撮影だけでなく、編集まで十分に行えるような環境が整ってきているのです。

ストップモーションスタジオ

ストップモーションスタジオキャプチャ (出典:ストップモーションスタジオ) 最近Instagramなどでよく目にすることが増えてきた「コマ撮り動画」を作りたい場合は、コマ撮り専用のアプリを使うと良いでしょう。 撮影した一つ一つの写真をまとめて、音楽や演出を加えていくことができます。作り込もうとすると制作に手はかかりますが、コマ数を短くしてシンプルかつユニークなSNS用動画を作りたい時などにはこれらは大変便利なアプリです。料理動画の雰囲気を掴むために使ってみるのも良いかもしれません。 Apple Store

Magisto

Magistoキャプチャ (出典:Magisto) 素材動画だけでなく写真も組み合わせて簡単にお洒落な動画が制作できるアプリです。素材を切りはりし、既に用意されているテーマを選べば自動でそのテーマに合った動画風に仕上げてくれます。 例えばここで「クッキング」のテーマを選ぶとオープニングにそれらしいイントロ演出を組み込むことができたり、それに合った軽快な音楽を設定することも可能です。 共有機能もあり他の人が投稿した動画も視聴することができるため、料理動画のイメージもしやすいはずです。こうしたテーマごとの編集を簡単に可能にしてくれるアプリは最近多く登場しています。 Apple Store

「スライドショー」の活用

料理写真撮影図 前述のコマ撮り動画の例のように、まずは写真と写真を繋げてスライド動画を活用するという手法から始めてみてはいかがでしょうか? 料理の工程をいくつかのシーンに分け、同じ角度から写真を撮影していきます。ほかの動画と同様に編集でキャプションや音楽を入れることが可能なので、むしろ他社の料理動画との差別化に役立てることもできます。

リチカ by動画工場

動画工場は、既存のコンテンツから動画を制作するサービスを提供しています。視聴者やユーザーにとってより親和性の高い動画コンテンツは、料理動画にも適しています。コマ撮りから制作した動画と変わらない仕上がりの、ハイクオリティの動画を制作することが可能です。 https://movie-factory.info/richka/

まとめ

撮影のテクニックを工夫することで、高いクオリティの動画を制作することができます。「料理動画」というジャンルだからこそ、異なった視点や撮影方法を取り入れることで、競合との差別化を図ることもできるでしょう。 また、写真を繋げて動画にするスライドショー形式の動画であれば比較的コストや手間もかからないため、自社製品をプロモーションしたいと思っている企業でも気軽に導入できるのではないでしょうか。 目的と撮影方法さえ上手く組み合わせられれば、一見ハードルの高いと思われがちな料理動画の制作も、マーケティング戦略に役立てることが可能になります。ぜひ、今回ご紹介した内容のマーケティングへの活用を、検討してみてください。 [参考]「【前編】1分でわかるお手軽料理動画が話題!『DELISH KITCHEN』編集長に聞いた人気のヒミツ」, hintos 企業マーケティング担当者で、自社製品/サービスの収益がなかなか伸びず、新たなマーケティング手法を模索している方は多いのではないでしょうか。今まで以上に市場拡大を目指して知名度を上げていきたいと思っている企業も多いことでしょう。 効果的に認知度を上げる方法のひとつに「広告」という手段がよく知られていますが、広告も我々の生活のトレンドに合わせて少しずつ進化を遂げていることをご存知ですか? 特に最近ではスマホの普及とYouTubeやNetflixのようなストリーミング動画サービスの人気拡大によって、「動画広告」という新たな手法も急激に増えており、多くの企業がこの動画広告に取り組み始めています。 2016年の株式会社CyberAgentによると、2022年には日本の動画広告市場は2918億にまでのぼると報告されており、2016年当時の見込み規模が約842億円であったことを考えると、とてつもない成長規模であることがわかります。 そこで今回は、マーケティング手法として存在する「広告」の種類について改めて整理し、トレンドになりつつある「動画広告」を取り入れるべき8つの理由についてお話しします。

実はこんなにある?インターネット広告の種類

google広告 一口に「デジタル広告」「インターネット広告」という言葉で説明されがちなオンラインの広告ですが、実は、この広告にもいくつかのタイプが存在します。広告主の目的と掲載メディアのタイプによって向き/不向きもさまざまです。

クロスチャネル広告(Cross Channel Advertising)

「クロスチャネル広告」とは、ECサイトやSNS、動画、スマホ、PCといったデジタル上の各チャネルで行う、顧客との接点から得られるデータを横断的に利用して営業成果をあげる取り組みのことです。 例えば、アメリカ人1人の持つデジタルデバイスの平均は4台とも言われているように、多様なデジタルデバイスとプラットフォームが存在する現代、一般消費者の習慣は限りなく流動的になってきています。 朝はスマホで動画を観ていても夜はデスクトップで動画を観ていたり、Twitter、Instagram、Facebookをそれぞれ使い分けていたりと、もはや広告主は一つのメディアに絞って訴求することは難しくなっているのです。 そこでこれら多様なデバイス、プラットフォームから得られる利用データを網羅的に蓄積し、それらを参考にして一貫した顧客対応、営業戦略を仕掛けていくことが効果的だと言われています。

サーチ広告(Search Advertising)

「サーチ広告」とは、ユーザーがGoogleなどで指定ワードで検索した際に、一見検索トップの記事のように画面一番上や右端に表示するトップ広告のことです。 Googleだけでも一日の検索数は35億件とも言われており、企業にとってそれらの検索ユーザーをターゲットにしない手はないでしょう。しかも検索してきたユーザーたちはすでに興味を持っているユーザーだということが分かっているため、よりクリックされる確率を上げられるのです。 特に最近ではPCよりもモバイルからのGoogle検索が主流になってきており、企業もそのトレンドに合わせてモバイル端末を通してクリックされやすいようなサーチ広告を打つよう工夫しなくてはいけません。またクリックした後のランディングページへの読み込み速度、見やすさなどもその後の収益に関わってくるようです。

ディスプレイ広告(Display Advertising)

「ディスプレイ広告」とは、ウェブサイトのコンテンツ上の様々な場所に表示させるいわゆるバナー広告のことです。おそらくオンラインでの広告では最も一般的でよく見かける様式でしょう。記事や動画に重なった状態での表示が可能で、形や大きさも細かく調整が可能です。 ただブラウザ上に表示させるこのバナー広告は、ユーザーが広告ブロックのソフトを使用していると表示されません。そこでその対応として最近では掲載メディアのコンテンツの一つに見えるよう同化させる「ネイティブ広告」という手法でアピールすることが増えてきています。

モバイル広告(Mobile Advertising)

「モバイル広告」とは、最近増えてきているスマートウォッチを含め、モバイル端末での表示に特化した広告のことです。「クロスチャネル広告」の一つとも捉えられますが、ユーザーのモバイルファーストの標準化を考慮して、モバイル端末に集中して広告を打つ手法です。 モバイル広告は、モバイル用に作り変えられたウェブサイトやアプリ上で掲載され、特にアプリ内に組み込んで広告を掲載する手法はブラウザで表示される広告に比べて急激に増えてきています。 2016年にモバイルデバイスのブラウザ広告掲載を取り入れた広告主は、前年比で36.7%増えたのに対して、アプリ埋め込み型を取り入れた広告主は42.6%も増えているそうです。

ソーシャルメディア広告(Social Advertising)

「ソーシャルメディア広告」はその名の通りSNSの画面やフィード上に掲載する広告のことです。広告主はSNSの広告用ソフトを用いて、フィード上に広告を掲載するだけでなく、フィード上から購買プロセスへ導けるような仕様にカスタマイズすることも可能です。 またフィード上では友人や家族の投稿内容の一つのような流れで掲載されるため、限りなく自然な閲覧を誘発できる点もソーシャルメディア広告の強みと言えます。 Facebookを中心に、Twitter、Instagram、そして最近ではLINEなどのコミュニケーションアプリのフィード上でも似たような掲載スタイルが見られます。

動画広告(Video Advertising)

「動画広告」はその名の通り、ウェブサイトや動画コンテンツ内で再生される商品や企業の広告動画のことです。一番よく目にするのが、YouTube動画の序盤や中盤に登場する企業の広告動画ではないでしょうか。 動画の再生中に流す動画広告だけではなく、最近では記事を開くと自動で広告動画が再生されるものや、バナー広告の欄が動画になっており、スクロールして記事を読んでいると自動で再生されるものがあったりと、形式もさまざまです。 FacebookやInstagramを代表とする各種SNSも、動画広告へ力を入れており、次々に動画フォーマットへの対応が見られます。動画広告とSNSとの組み合わせは今一番ホットな広告スタイルとも言えるでしょう。

動画広告を取り入れるべき理由

広告効果分析 それではこれら多様に共存する広告ですが、なぜ企業が動画広告を取り入れるべきなのか、動画から得られる効果を中心にご説明しましょう。

高いCVR(コンバージョン)率

米国において製品動画を企業のランディングページに掲載することで、CVR率はなんと80%も上がるというデータが出ています。また動画は直接消費者を購入に導きやすいとも言われています。 製品についての説明動画を見た消費者のうち74%が後になって購入に踏み切ったという結果も出ているほどで、動画は高い訴求率を誇ることが示されています。

高いROI(投下資本利益)率

動画広告は高い費用対効果を持っています。 動画コンテンツの制作にかかる費用も近年落ち着いてきており、編集ツールや配信プラットフォームの導入コストも下がってきています。 また何より、ユーザーは動画の見栄えよりも、コンテンツ内容を重視する傾向があると言われており、低いコストで企業が参入しやすいとも言えます。ちなみに動画を導入した企業のうち76%は良いリターンを得られているそうです。

高い信頼性

消費者から信頼を勝ち取る上で動画コンテンツは有効です。 例えば有名なYouTuberの製品レビューなどを見れば想像はつくはずです。定期的にコンテンツを配信することで消費者から親近感を得られやすく、購入のハードルを下げられる効果を持っています。 消費者の57%が、動画を観たことで購入する上での後押しになったと感じているという報告もあるようです。

Google検索エンジンへの効果

ユーザーが動画を視聴することで得られる高い滞在率により、Googleの検索エンジンへ良いレスポンスを与えることができます。 Moovlyの統計によると、動画コンテンツによってGoogleトップに表示されるようになる確率も53倍にもなるそうです。

モバイルユーザーとの相性が高い

前述の通りモバイルでのネット利用者が増え続けています。年々、人は動画をモバイルデバイスから視聴することが増えており、Googleによると、スマホからの動画視聴はテレビやPCでの視聴より1.4倍多く、YouTube上での動画広告の訴求効果も1.4倍高いそうです。

充実した情報量

媒体の特性上、動画はテキストよりも多くの情報量をユーザーに届けることができます。 テキストでは理解が難しいような内容も、動画で多様に編集を加えることでより分かりやすいコンテンツを配信することができるのです。

忙しいユーザーへも効果的

モバイル上で視聴される動画は1分~3分ほどの動画も多く、視聴時間が限られる忙しいユーザーでも効率的にコンテンツを楽しむことができる点も特徴のひとつ。 通勤/通学の電車の中や食事シーンでも、効果的な訴求が可能になります。

SNSでシェアされやすい

2015年にSNSを用いたマーケティング担当のうち60%が動画を用いており、そのうちの73%が「2016年も引き続き利用を検討する」と回答したという報告があります。 インパクトのある動画を作れば一瞬で世界中にシェアされるということもありえる時代となりました。モバイルとSNSの相性は抜群です。ちなみに76%のユーザーが、「動画がたとえ企業の宣伝動画だと分かっていても友人や家族にSNSでシェアをするだろう」と答えているそうです。

まとめ

動画広告を取り入れることで、企業は多くのメリットを教授することが可能です。今後は、コンテンツのみではなく、広告そのものもこのトレンドに合わせて対応していく必要がありそうです。 まだ動画広告に踏み切っていない場合は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。 [参考]”Best Digital Advertising Platforms“, G2 CROWD [参考]”8 Powerful Reasons You Need to Use Video Marketing“, DreamGROW 昨今、SNSの利用増加を背景に、マーケティング手法として動画コンテンツを配信する企業が増えてきています。 企業が自社サイトのページに動画コンテンツを載せるとテキストだけのものよりも多くのコンバージョンを得られるという調査結果も出ており、今後ますます動画を用いたマーケティング手法が普及していくことが予測されています。 とは言うものの、動画を定期的に配信し続けることは費用面・時間面ともに企業にとって大きな負担となります。 日本に先駆けて動画マーケティングが活発なアメリカでは、動画配信プラットフォームの活用が盛んです。eMarketerの調査では、2019年までにアメリカにおける動画マーケティング市場は1兆6880億円まで成長すると予測されるほどです。 そこで今回は、このアメリカの例を習い、企業が動画配信プラットフォームを利用することの利点とトレンドのプラットフォームをご紹介します。

動画コンテンツ配信にプラットフォームを活用すべき5つの理由

メディアトラッキング 「動画配信プラットフォーム」とは動画を投稿し配信するためのサービスのことです。 YouTubeやVimeoのようなパブリック向け無料動画配信サービスは、SNSでの拡散を狙う際に有効である反面、コメントや口コミの影響が大きいという特質上、主導権が視聴者に偏る傾向があります。動画の様式編集にも限りがあります。 そこでアメリカでは、YouTubeやVimeo以外の多様な動画配信プラットフォームの活用がトレンドになってきているわけです。では、そもそもなぜ動画コンテンツの配信にこの動画配信プラットフォームを活用することが有効なのでしょうか?

理由1:動画配信様式をカスタマイズできる

サイトで見かける動画コンテンツがどれも同じに感じられることはありませんか?特に日本では、YouTubeというプラットフォームを使っている企業が多いため、余計にどれも同じように見えてしまいます。 動画プレイヤーの枠や再生ゲージの色形を変えたり、動画の最後に誘導リンクを配置したり、動画内で製品を注文できる仕様を取り入れたりと、企業によってそれぞれのこだわりがあるはずです。 自社に合ったプラットフォームを活用することで、動画の編集を多様にカスタマイズすることが可能になり、他社コンテンツとの差別化や視聴者へのより効果的なアプローチが実現します。

理由2:複数のメディアに一括で配信できる

最近では分散型の配信スタイルが一般的になってきており、複数のメディアでコンテンツを管理する企業も増えています。 この動画配信プラットフォームを使えば、自社サイトと他メディアの一括同時配信ができるだけでなく変更内容を一括で管理することもできるため、管理の効率も上がるのです。

理由3:より詳細な分析データを提供

動画配信プラットフォームは動画への訪問数、ユニーク訪問数、視聴回数、離脱ポイント、広告・アノテーションの表示回数、クリック数など、豊富な分析データを提供している場合がほとんどです。 これらのデータを参考にしながら、企業はより効果的な動画コンテンツの配信ができるようになります。

理由4:様々なデバイスにマルチに対応

動画がPC、スマホ、OSごとにそれぞれ適切なフォーマットで再生されるよう最適化をしてくれるプラットフォームも多くあります。 例えばiOSでは再生されないような動画もユーザーのデバイスを検知し、自動的にHTML5のビデオタグを利用して再生されるように設定しておくことも可能です。

理由5:技術的な難しさも克服できる

制作した動画を効果的に自社サイトで配信するためには、セキュリティやサーバー面の技術的知識も必要で、これらを社内のメンバーで補おうとするとそれなりに工数が必要となります。 動画配信プラットフォームを利用すれば、その点も一括で管理することができるため、コンテンツ配信者は動画の制作そのものにエネルギーを集中的に注ぐことができます。

プラットフォーム活用事例

動画のサムネイルでA/Bテスト

動画のサムネイルによって、ユーザーがその動画を再生するかどうかが左右されることもあります。 そこで、動画内の複数の描写を選んでサムネイル化し、自動で定期的にA/Bテストを実施することができるプラットフォームの活用が有効になるのです。 どの画像の時に一番その動画がクリックされるのかデータを集積し、一定量溜まったら一番効果的なサムネイルを保存するという機能です。 これによりコンテンツを配信する企業は効率的に動画のエンゲージメントを高めることができますね。

営業における営業促進

動画配信プラットフォームの一般的な機能に視聴者のトラッキングがあるわけですが、それだけではなく他システムやソフトと統合できるプラットフォームも存在します。 特に営業現場においてMAPやCRMという営業に必要なソフトと統合すれば、ビデオのエンゲージメントデータを用いたリードモデルの選定ができたり、見られたビデオをベースに顧客のセグメント分けにも応用することができるのです。 インサイドセールスなどでこれらの分析データを用いれば、より効果的な営業電話を進められるでしょう。

トレンドのプラットフォーム(2017年版)

Brightcove

  アメリカ発祥の企業オウンドメディア向けの動画配信プラットフォームで、日本語でもサービス提供をしています。メディア、マーケター、事業内向けなど幅広く動画の一括管理を提供しています。 Brightcove

Kaltura

世界で1億以上のユーザーを有するアメリカの統合的な動画プラットフォームです。日本ではAssist Micro社が販売代理をしており、教育機関、民間企業における人材育成部門といった教育の場で多く利用されています。 Kaltura

Ooyala

Ooyalaトップページ(出典:Ooyala アメリカの企業で、分析に特化した動画配信プラットフォーム「Blacklot」で急激にシェアを広げ、シリコンバレーでも注目される企業です。日本ではInterSystem社が代理営業しています。 Ooyala

The Platform

The Platformトップページ (出典:The Platform アメリカの動画統合管理プラットフォームで、大量の動画ラインナップを抱える企業への統計的、戦略的ソリューションで知られています。デジタルメディア企業を中心に顧客を多く持っています。 The Platform

Vidyard

カナダの会社で、CRMなどマーケティングの自動化システムを統合した企業向け動画配信プラットフォームを展開しています。 Vidyard

Adobe

あのAdobeが始めた動画配信プラットフォームサービスです。日本国内でも2016年からサービスを開始しており、幅広いパートナーシップを生かした豊富なカスタマイズ性が特徴です。 Adobe

Ensemble Video

小規模、社内のメンバー向けの利用に優れている動画配信プラットフォームです。多様なデバイスでの動画視聴に対応しているだけでなく、様々な種類のキャプチャを強みとしているのが特徴です。 Ensemble Video

JW Player

JW Playerトップページ (出典:JW Player NYをベースとする会社JW Playerの動画配信プラットフォームサービスです。主にニュースや、ビデオホスト企業などのウェブサイト埋め込み動画用のプラットフォームを提供しています。 JW Player

Viddler

動画コンテンツ配信者向きのレッスン動画もサービスの中に含まれていることが特徴の動画配信プラットフォームです。社内のトレーニング動画や教育機関での利用が多いようです。 Viddler

Oculu

企業やメディア向けにビジネスを展開している、カリフォルニア発祥の動画配信プラットフォームです。YouTubやVimeoとの差別化を意識したビジネス展開を意識しており、日本のCanonやTOSHIBAも顧客に持っているようです。 Oculu

まとめ

訴求したい業界と目的に適した動画配信プラットフォームを利用することで、一見難しいと思われがちな大量の動画コンテンツ配信が可能になり、企業により有効なマーケティングが実現します。 アメリカにおけるプラットフォーム活用動向は今後日本に到来することが予想されます。それに伴い、これまで以上に各社の動画コンテンツの差別化が求められていくでしょう。