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2018年度|企業の採用広報における動画活用の今後を考える

2017/08/17

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採用広報における動画の活用は、いまや一般的なものになりました。すでに多くの事例があり、企業の採用担当者の方は「この動画、いいなぁ」「ウチでもこんなの作りたいなぁ」と思う動画もきっとあるのではないでしょうか?(採用動画事例はこちら>>

一方で、「でもウチではこんな動画を作るのは難しいかな…」と思われている方も少なくないようです。

そこで今回は、採用担当者の目線から採用動画のメリットや今後の展望を考えたいと思います。

採用広報における動画活用のメリット

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採用動画にはどんなメリットがあるのでしょうか。

もちろん動画というコンテンツそのものの特徴があるわけですが、今回は採用動画にフォーカスしてそのメリットを考えていきます。(一般的な動画活用のメリットはこちら>>

短時間で大量の情報を発信できる

採用スケジュールの変更に伴い、学生が企業研究に割く時間は短くなってきています。また、学生優位の売り手市場が進み、学生1人あたりのエントリー社数は減少しています。
※3〜5月の累計で前年比 -5.4社(「2018年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況」)

このような環境下で、採用担当者には自社に興味を持った学生を短い時間で「エントリーしてみよう」と思わせる必要があります。動画が持つ情報量は圧倒的ですから、少ないアクションで学生に多くの情報を提供できる採用動画は、効果的な施策であると考えられます。

雰囲気を伝えることができる

2018年卒マイナビ大学生就職意識調査」によると、企業選択のポイントの第3位に「社風が良い会社」がランクイン。反対に、行きたくない会社の第1位は「暗い雰囲気の会社」となっています。このことから分かるのは、学生にとって「会社の雰囲気」が重要な判断指標になっているということです。

動画は音や動きがあるコンテンツなのでイメージを伝える手段としては最適です。学生のニーズに合った情報を提供するという意味でも採用動画は効果的であると言えるでしょう。

採用動画を活用するにあたっての課題

話し合いシーンイメージ

そんな効果的な手法である採用動画ですが、「ウチでは難しい」と思わせてしまうその要因は何なのでしょうか?実際に採用業務に携わってきた経験から考えていきます。

コストが高い

採用担当者が採用動画の制作に二の足を踏んでしまう最大の理由は「コスト」です。

販売促進を目的とした広告宣伝費は、期待される売上に見合ったコストであるかどうかが採否の基準になります。一方、採用活動においては採用人数に見合ったコストであるかどうかが採否の基準になります。

2017年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」によると、入社予定者1人あたりの採用費平均は46.1万円、また、採用費中の広告費平均は212.6万円です。広告費には就職情報サイトの掲載費も当然含まれるので、採用人数が多くない企業にとって、コンテンツの制作にかけられる予算は決して多くないのです。

Webページの制作やイベント出展よりも、動画制作は一般的にコストのかかる施策です。限られた予算のなかで最適な広報施策を考えた時に、多くの採用担当者は、採用動画の制作を諦めたり、あるいは数年間継続して使えることを前提とした採用動画の制作に限定せざるをえなかったりしているのだと推察されます。

関係部署との調整が大変

限られた予算のなかで採用動画を選択した場合も、当然その制作コストをできる限り少なくしたいと考えます。動画の制作コストを下げようと思った時に、社内のリソースを活用するというのは誰もが考えることです。また、学生が求めている「会社の雰囲気」を伝えるという意味でも、職場や社員にフォーカスした動画というのは理にかなっています。

しかし、動画の撮影は写真素材の撮影よりも時間がかかるものです。また、掲載可能な内容であるかのチェックも、文字や画像素材よりも大変です。社員座談会への出席やリクルーターとしての採用活動補助を他の社員に依頼する事は多く、採用担当者が周りに色々と気を遣ってしまいがちであることも、協力負担の大きい施策に二の足を踏む原因につながってしまっています。

採用動画の今後を考える

男女 上司イメージ

採用動画が増えているのは事実であり、採用担当者と学生の双方にとって魅力的なコンテンツであることは間違いありません。

一方で、「コスト」という構造上の問題もあります。採用広報が販売促進にもつながるようなBtoCのサービスや商品を持つ企業であれば、採用担当者の提案次第でもっとコストをかけることもできるかもしれませんが、そういった企業は限られるでしょう。

逆に言えば、コストの問題が解決されれば、これは今までとは比べ物にならないほど多くの企業が採用動画を制作できる可能性があるということでもあります。それを実現するヒントは、「これまでの採用動画における成功事例から離れることにあるのではないか」と私は考えています。

多くの採用動画は、非常に良質な、あるいは充実した内容のコンテンツです。既存のものと同様の採用動画を制作しようとすれば、どうしても多くのコストが必要です。(動画制作コストについてはこちら>>

しかし、現在は画像やデータを使った動画の制作も増えています。これは、採用担当者にとって大きなチャンスです。

なぜなら、今では多くの企業が自社サイトに採用ページを設けており、これまでコストをかけずにコンテンツを充実させようとしてきた企業であれば、ここにはたくさんの画像素材がすでに存在しているからです。自社サイトに充実した採用コンテンツを持たない企業でも、就職情報サイトを利用していれば必ず画像素材を用意しているはずです。

つまり、既存の画像素材を活用した採用動画であれば新たに撮影をする必要がないので、関係部署との調整をすることなく比較的安価に採用動画を制作できる可能性があるのです。

学生は「会社の雰囲気」に着目しているので、もちろんコンテンツに対して一定の質は求められます。しかし、こういった画像素材を活用した採用動画で質を担保できれば、多くの企業で採用動画が活用されるのではないでしょうか。そして昨今の動画広告市場の急速な拡大は、その時が近いことを示しているのではないでしょうか。

まとめ

採用広報に限らず、独自の選考方法の実施やインターンシップの一般化など、採用活動は多様化が進んでおり、自社のリソースをフル活用することが採用担当者には求められています。そのなかで、今回の考察が自社における採用動画の活用を考え直す1つのきっかけになればと思います。

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