企業がFacebookページで動画を活用するメリットをまとめてみた

  • [投稿日]2016/05/20 [最終更新日]2017.10.19
企業がFacebookページで動画を活用するメリットをまとめてみた

近頃Facebook上で広告を見かける機会が増えてきました。家族や友人の投稿に紛れて表示されるフィード上の広告は、「ついクリックしてしまう」という人も多いのではないでしょうか。

それもそのはずです。先日、Facebookは「広告主が全世界で500万を超えた」と発表しました。そのうち75%はアメリカの広告主ですが、Facebookを運営するビジネスは6500万にものぼるそうです。

最近では、大手企業だけでなく中小企業もこのFacebookによるビジネス戦略に力を入れており、ビジネスアカウントアプリやモバイルからの広告作成機能など、Facebookが提供する充実したサポートを活用した広い範囲にリーチできるビジネス戦略がますます普及してきています。

また、動画とSNSの相性の良さを理解している企業は多く、動画コンテンツをFacebookに配信しているケースが増えてきました。単に自社製品を紹介するための広告動画だけではなく、動画コンテンツを通してファンを形成したり企業の知名度向上を狙ったりと、その用途はさまざまです。

そこで今回は、企業がFacebookで動画を利用することのメリットを、事例を踏まえてご紹介したいと思います。

Facebookの動画広告活用について

facebook利用イメージ

まず、Facebookで動画広告を活用することによってどのような効果を得られるのかを考えておきましょう。

例えば、Facebookで再生される動画の再生時間は、毎日1億時間を超えるとも言われています。Facebookのプラットフォームとしての規模とSNSの特性もあり、広告主は大規模なターゲットにリーチすることが期待できるのです。

また、モバイル端末の普及によりSNS利用が主流になってきており、フィード上で流れてくる動画は自動再生化は、さまざまなサービスを短い時間で多様に使い分ける現代の視聴者にメッセージを届けやすくしてくれたとも言えます。

しかも動画はただイメージを見せるだけではなく、そこにストーリーを組み込むことができます。ストーリーがユーザーに響けばその動画はシェアされ、世界中に影響を与えることすらできるような時代になっています。

世界では毎日500億人という数のユーザーがFacebookで動画を観ているとも言われており、彼らの心をすばやく掴むためにも、動画にはさまざまな工夫が凝らされるようになりました。

例えば音がなくてもメッセージが伝わるようにキャプションを加えたり、ブランディングのために動画を統一のフォーマットで配信したり、動画のサイズを横ではなく縦で配信したりと、その取り組みは多岐に渡ります。

これらを考えると、Facebookで動画広告を打たない手はないと思わざるを得ない状況にもなってきているのです。

Facebook動画広告を通した顧客との関係構築

顧客イメージ

動画で商品、サービス、企業を知ってもらうという動画の例は分かりやすいのですが、実は動画広告を出すことは「顧客との関係構築」にも繋がります。

今や若者は何事も常に手元にあるスマホ(もしくはモバイル端末)で完結させたいと思っています。スマホは我々がどこへ行こうとも、必ず一緒についてくる存在です。逆の言い方をすれば、企業はここまでユーザーの「そば」に近づくことができるようになったということでもあるのです。

例えば、毎日動画コンテンツを配信していれば、それだけユーザーはその企業の存在を意識する機会が増えていくことになりますし、定期的に繰り返されるとそれら動画コンテンツの閲覧は彼らの生活の一部にもなり得るのです。

もちろん動画コンテンツに対するコメントも表示されますし、動画内で紹介される製品の注文もFacebookからスムーズに行うこともできるようになってきています。ビジネスアカウントには「連絡」機能も設置できるため、顧客から問い合わせがあれば適切なカスタマーサポートも可能です。

つまり、Facebook上で動画広告を出すことで、顧客とのインタラクション(接触)が自ずと増えてくるのです。

企業の動画広告成功事例

ここで実際に企業がFacebook上で配信した動画広告で成功した事例を3つ紹介してみます。

プジョー(Peugeot Japon)

facebookbusinessプジョー紹介
(出典:facebook business

フランスの大手自動車メーカーであるプジョーが「PEUGEOT MOTION & EMOTION体感試乗キャンペーン」の一環としてFacebook上でも動画広告を配信したところ、それまでの2倍の試乗予約数(過去最高数字)を獲得できたそうです。

車種ごとにターゲットを絞り、プジョーというブランドならではの洗練されたインテリアに焦点を当てて動画を製作したそうで、このプロモーション動画の活用によって直帰率が他のメディアを通したものと比べて1/2に減ったのと、広告想起率も18ptアップしたそうです。

フジテレビジョン

facebookbusinessフジテレビジョン紹介
(出典:facebook business

フジテレビも、テレビ離れが増えている中、Facebook動画を通して潜在顧客を再びテレビに戻すことに成功しました。

ある時期にFacebook動画にてプロモーションを行った4つの新ドラマの宣伝動画によって、広告想起率を23pt増やし、ブランド認知度も10ptアップに繋がったそうです。

インターネットにいる潜在顧客を10pt多く再びテレビに戻すことができたそうで、顧客へのリーチに苦しむ企業が発想を変えて成功した良い例と言えるでしょう。

careertreck

facebookbusiness careertreck紹介
(出典:facebook business

オンラインマッチングによるジョブポータルサービスであるcareertreckは、既存のTV用ブランディング動画をベースに30秒という短い動画にしてFacebookに配信しました。しかも公式サイトへ誘導するリンクのみの投稿と、動画付きの投稿とで分けてその反響を比較したのです。

その結果、Facebookの動画付きリンクを通してアクセスした人の数は、Facebookを通さずに企業の公式サイトへアクセスした人の数と比べると48%も高く、動画なしの方だと伸び率は12%だったそうです。結果的に職に応募した一人あたり10%のコスト削減に繋がったそうです。

動画 × Facebookのメリット

このように、Facebookに動画を活用することで多くの企業が成功を納めているわけですが、その成功には具体的にどのようなが背景あるのでしょうか?

そこには、動画そのものの持つ特性とFacebookならではの強みが関わっています。

例えば、音声や演出を細かく編集できる動画であればより伝えたいメッセージを明確にできますし、視聴者の感情的な側面に訴えかけ、より大きな感動を生むことができるでしょう。

また、動画の柔軟性のおかげで静止画よりもより多くの情報量をシンプルに詰め込むことができます。編集の仕方を工夫してエンタメ性を強めることで、視聴者は動画から楽しみながら新たなことを学ぶこともできます。

企業はFacebook上で「Call-To-Action」というカスタマイズ可能なボタンも設置でき、ユーザーはそれらを通して問い合わせや、会員登録、購入など、企業のアカウント画面から1クリックで次のアクションへ繋げることができます。

その他にもアカウント画面に動画のプレイリストや注目動画を配置したり、動画を他サイトへ埋め込みができたりと、Facebookとの組み合わせだからこそ実現できる強みが多くあるのです。もちろんSNSとしてのシェアの機能も忘れてはいけません。

「動画メディア」という方法

Facebookに動画広告や、公式サイトへ直接誘導するための宣伝動画を配信することも効果的ですが、最近ではFacebook上のみでコンテンツを完結させる「動画メディア」という手法も増えてきています。

そうした場合には他のSNSも併用しているケースが多く、SNS上で動画コンテンツを中心に配信し、話題性やシェアをより多く産むことでファンを惹きつけます。

例)Spotwrite

上記例のように、動画も30秒〜90秒ほどに短くまとめられておりスマホから簡単に視聴ができるようにしている点も動画メディアの特徴です。

こうして企業もSNS上で独自の動画メディアを運営することで、今までは届かなかったような層へもブランドを拡大することができますし、自社のアカウント上で直接宣伝するのとはまた違った方法で顧客を増やすことができるのです。

まとめ

Facebookで広告動画を出すだけではなく、コンテンツとして楽しんでもらえるような投稿を定期的に行うことで、より熱心なファンを形成することもできます。

今後このFacebook動画を通したビジネス戦略はますます増えていくことが予測されます。そして今後もしかしたらFacebook上で更新のない企業は信用されないというような状況になる可能性もゼロではないでしょう。

リンクやテキストのみによる投稿ではなく、動画を定期的に配信していくことでより競合他社に差をつけることができるようになってくるのではないでしょうか。まだFacebook上で動画を活用したことがない企業の方々は、ぜひこの機会に検討してみてください。

[参考]”500 Million People are Watching Facebook Videos Every Day“, tubular insights
[参考]”8 Ways to Use Facebook Video for More Engagement“, Social Media Eximiner

MOVIE CONTENTS LAB 編集部

この記事を書いた人

MOVIE CONTENTS LAB 編集部

関連ワード

コメントは受け付けていません。

関連記事

“記事制作のように、動画制作”
しませんか?