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採用動画|事例から学ぶ!企業が人材を獲得する方法

  • [投稿日]2015/11/06 [最終更新日]2017.05.23
採用動画|事例から学ぶ!企業が人材を獲得する方法

twitterやfacebook、まとめサイトで「◯◯の採用動画が面白い!」なんて記事も流れてくるなど、採用戦略の一環として動画の活用が増えてきています。

しかしほとんどの動画は名前を知っている大手企業、有名ベンチャーばかり。中小企業がそこからいきなり認知度が上がる企業もありますが、ものすごくレアなケースでもあります。しかし、採用に効果的な動画は話題性の必要なものだけではないことも事実です。

今回は中小・ベンチャー企業でも取り組める採用動画の活用をお伝えします。

エントリーまでのプロセスをロジカルに考えてみる

スクリーンショット 2015-10-19 21.06.26

まずは、動画というよりも採用自体を考えてみましょう。ちょっとざっくりですが新卒でも中途採用でも、求職者が企業に対して具体的なアクション(エントリーもしくは説明会へ参加)を起こす数は上記のように算出できるはずです。

エントリー数(または説明会参加者数)= 求職者の企業認知人数 × 興味関心率 × 行動率

既に知られている大手企業などの場合は、求職者自ら直接会社HPにアクセスしてその企業の情報を知ろうとします。あまり名前が知られていない企業の場合、ほとんどの求職者はリクナビ・マイナビなどの求人媒体から企業を知ることとなります。

真剣な求職者であればあるほど、HPやfacebookなどをチェックします。その際に適切なコンテンツを供給し自社への興味関心を創出する確率を上げるだけでも、いい人材と出会う可能性を高めることができます。

つまり、各プロセスで目的に合った動画コンテンツを配信することで、結果的に、求める人材の説明会への参加エントリーを促進できるということです。

そもそも、採用動画の目的は、下記の通り大きく2つに分けられます。

知らない人に知ってもらう(伝搬、ブランディングを目的とする)

このタイプの動画は、業務内容や企業のことを細かく紹介しているとは限りません。動画がSNSなどで伝搬し、話題性を生むことも目的としています。「え?何これ?」と思い調べる、つまり視聴者の興味関心の創生と行動をを促すような動画です。

時には企業が売り込みたいイメージや強みを伝えるためにも使われます。企業が何にこだわっているのかを説明したり、企業が持つイメージに沿った世界観を主張する動画が一般的のようです。

知っている人にもっと知ってもらう(社風、業務内容、職場、ビジョン)

興味を持っている人たちが気になるようなこと(普段は知り得ない情報)、文字では伝わりづらいようなことを紹介し、説明会へ参加したいと思ってもらうための動画です。

実際の職場風景や社員へのインタビューを通して、実際に働くイメージを持ってもらうことを目的としています。また業務紹介では、職種ごとに動画を分けて業務内容を細かく紹介することで、ターゲットをこぼさずアプローチするという手法も多く見られます。

動画を通して働くイメージを持ってもらおう

もちろん、HPやfacebookページがある程度しっかりしていることは大前提にもなってきますが、働くイメージを持ってもらうためには動画は非常に効果的です。

エントリーまでのコンテンツは下記のように分類し、今回は費用対効果が良い信用獲得・理解促進コンテンツについて考えてみたいと思います。

スクリーンショット 2015-10-19 21.07.14

【国内】参考にしたい企業採用動画

リクルート

Recruit – Entrepreneurs united

「なぜこの会社に入ったか」「将来どうしていきたいか」などをインタビューすることで、求職者に企業文化や先輩社員像を印象つけることができます。この動画の場合は大規模なのですが、社員別のシンプルなインタビュー形式でも効果的でしょう。動画の出来、規模ではなく、働くイメージを持ってもらうことが大切です。

サイボウズ

日本橋オフィス紹介動画

特徴的なオフィスや働く環境をプッシュするならオフィスを撮影している動画だけでも効果があります。採用のためだけではなく、HPの会社概要にも使用できそうです。

フリーセル

2015年 新卒採用動画

アニメーションだけで伝えたいことを伝えていけば、撮影そのものを短縮することも可能です。説明会のオープニングとしても使えそうですね。

RICH MEDIA

RICH MEDIA 2014新卒採用

ストップモーションと社員の一言インタビューを組み合わせた採用動画です。ストップモーションは時間はかかりますが、シンプルな内容でもユニークな動画に仕上がります。

ライフネット生命保険

新卒採用| 喋らない人事編

学生目線で面接官を見るという独自のスタイルで、会社の簡単な説明と会社の採用姿勢を伝える動画です。学生に安心感を与えるだけでなく、短くユニークな動画のため、知名度を上げる役割も持っています。

SONY

01:会社での生活 ~新卒採用:プロ向け事業社員インタビュー~

テクノロジーセンターでの生活や業務内容を紹介する社員インタビュー動画です。本動画は「第1章」で、この後「Professional Solution領域とは」や「業務内容」など、複数の章で成り立っているシリーズです。

株式会社ギオン

株式会社ギオン採用動画 ~社員が語るギオン~

「ギオンを語る」というテーマで働く社員が会社の魅力や業務内容を語っている動画です。動画は8分と比較的長く、会社に興味を持っている人が観た後安心できるようなコンテンツになっています。

Kitagawa

初公開!! 溶解炉の動画。1500℃の高温で 液体と化した鉄。| Kitagawa リクルートサイト2016

「初公開!溶解炉の動画」として1500℃の高温で液体化した鉄の映像と音楽、文字テロップのみの動画です。仕事場の風景を撮影するだけでも、テーマにインパクトがあるため、観ている人を惹きつけます。

株式会社BFT

「求む!しなやか草食系」

「求む!しなやか草食系」という採用テーマで、シマウマに扮した現役の社員について同僚が語る一風変わった採用動画です。間接的にどんな学生を求めているのか語っているユニークな動画です。

八芳園

八芳園採用動画 2015 オープニング

日本の美しい写真、映像そしてテキストを使ったメッセージ性の強い動画です。音声ナレーションの代わりにあえてテキストを使うことでメッセージが際立ちます。

【国外】参考にしたい企業採用動画

Dropbox

Working at Dropbox

Dropboxで働くことについて聞いた社員インタビュー動画です。しかし社員の代わりに「セサミストリート」に出てきそうなパペットを使うことでビジュアル面で差別化を図っています。

BambooHR

BambooHR Careers and Culture video

通常の採用動画は仕事について話すことが一般的なのに対し、こちらは社員の仕事後やオフの時間について紹介しています。ストップモーションや写真、心地よい音楽をうまく組み合わせ、企業が「ワークライフバランス」を重要視していることが伝わってきます。

Zendesk

This is Zendesk

Zendeskで働いていることをイメージしてもらうために、職場だけでなく職場の周りで通えるお店や、ボランティアの風景、各チームの紹介など関連する細かな情報をテンポよく紹介しています。それほど演出にお金もかけずシンプルでストレートな動画となっています。

Rackspace

A Day in the Life of Backspace – Get your Awesome On!

こちらの動画はナレーションもなく、音楽と企業イベントの1日の風景を組み合わせただけのシンプルなものです。ただスタートアップ企業らしいエネルギーと勢いを感じられる採用動画です。

Vimeo

What it’s like to work at Vimeo!

手ブレや微妙な間をあえて残し臨場感とリアルな雰囲気を演出した社内紹介動画です。実際の社員を中心にし、一見無計画にオフィスや社員インタビューを行い、できる限り「本物」のイメージを伝えることで信頼度を高めます。

Autodesk

A Day in the Life as an Autodesk Intern

イントロ部分は多少作り込まれていますが、その後は終始インターンシップに参加した学生のインタビュー動画と研修中の動画を組み合わせただけのものです。インターン生を登用することでより「生の声」としての印象が強まっています。

Rio Tinto

This is my story – Marie Bourgoin

複数人の社員ではなく、一人の社員とその仕事にフォーカスをあてながら会社の魅力を語らせた動画です。仕事風景などを組み合わせてこのようなアプローチを取ることで、低コストでも動画を作れます。

BLITZ Agency

BLITZ in 59 Seconds – 2011

バリュー、業務内容、社内環境を説明した通常の企業紹介ですが、それらをあえて59秒という短いコンテンツに仕上げることで、ユニークさを際立たせています。

Deloitte

Why is Deloitte the best place to launch a career?

「Deloitteで働き始めることがそのキャリアを始める上でなぜ理想なのか?」という固定の質問を通して企業全体の魅力へ繋げた社員のインビュー動画です。あえて質問を1つに絞ることでスッと内容が入りやすくなります。

Snap Inc.

Why

社員インタビューと仕事の風景を組み合わせた採用動画です。Snapchatらしいスタンプの加工を加えつつも、社員が語るというオーソドックスなスタイルを組み合わせることで、若い企業ながら安心感を与えるような仕上がりにもなっています。

まとめ

大手企業に限らず、中小・ベンチャー企業でも効果的な採用動画を作ることができます。肝心なのは、求職者に「働くイメージを持ってもらうこと」です。

話題を作るために手の込んだアニメーションや3Dグラフィックスを使う手法もありますが、目的と構成、そしてメッセージを明確にすることで低い予算でも高い効果を得ることは可能なのです。自作でもいいと思います(マイナスイメージにならないように注意)。

また、説明会の様子を動画にとって、YouTubeなどに投稿するだけでも企業の情報を知りたい求職者からするとありがたいはずです。まずはこだわりすぎずに、低予算で動画活用をしてみてはいかがでしょうか。

[参考]”The 12 Best Recruiting Videos Ever“, VIDEO BREWERY

コマケン編集部

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