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【事例】実写とアニメーション、それぞれの特性から見る動画の使い分け

  • [投稿日]2015/10/13 [最終更新日]2017.04.21
【事例】実写とアニメーション、それぞれの特性から見る動画の使い分け

動画コンテンツが普及してきた昨今、様々なメディアやデバイスで動画コンテンツを目にする機会が増えてきました。特にスマホとSNSの普及が後押しし、移動中にも動画コンテンツを楽しめることが想定される時代となってきています。

最近では様々な企業が動画制作に力を入れており、企業のプロモーション動画をオンライン上で見かけることは、もはや日常茶飯事であるはずです。そのような動画は種類、形式、時間などがそれぞれ異なり、動画の多様化も進んでいることがうかがえます。

動画は、大きく「実写」と「アニメーション」の2つに分けられます。

動画を配信する企業は、この「実写」と「アニメーション」をどのように使い分けているのでしょうか?

この使い分けを理解するためにはそれぞれのメリット、デメリットを知っておく必要があるでしょう。そこで今回は、「実写」動画と「アニメーション」動画それぞれの特性について、事例も合わせてご紹介します。

アニメーションのメリット

エンタメ性が高く、親しみやすい

アニメーション動画には、不思議な親しみやすさにあります。実写の場合、タレントの起用や撮影場所によって与える印象が大きく変わってきますが、アニメーションの場合はもっと手軽です。抽象化されたキャラクターや、ポップな効果音を使えば、親近感のわく動画が手軽に作れます。

また、あなたの会社のターゲットとするペルソナ像にそったキャラクター性をしっかりと持たせることができれば、見てもらいたい人に最適に情報を届けることができますし、キャストに左右されずに万人受けする動画を作ることができます。

キャスティング・撮影が不要なので工程が短縮

ほとんどの場合カメラを使う必要がないので「撮影」という工程自体を省くことができます。手の込んだモーションやCGを使わない限り、実写よりも安価に作ることが可能です。また、いわゆる「出演料」も発生しないので、その分コストを他のところに回すことが可能です。

実写では不可能なこともでき、表現が多彩に

これがアニメーション動画の最大のメリットだと考えますが、実写じゃないからこそ、表現できないことを表現することができます。わかりづらいサービス概要や、今後目指していきたいビジョンなども、アニメーションを使用することで多彩なアプローチが可能です。

アニメーションのデメリット

一つ間違えれば「よくある」感じに

アニメーションで難しいのは、動きやストーリー構成です。最近だとアニメーション動画自体が認知されてきていることあり、ピクトグラムや簡易アニメーションを使ったものはどうしても「よくある」感じになってしまいがちです。動きやストーリー、音楽などの使い方に気をつけましょう。

デザインに大きく起因

実写動画のクオリティががカメラマンやキャストに影響するように、アニメーションの場合はそのクオリティがイラストレーターやアニメーターに大きく起因します。好みのクリエイターを選ぶ、もしくは信頼できる会社に依頼する、ことが大切でもあります。

実写のメリット

リアリティを演出し、より身近に表現できる

キャスティングがはまれば、視聴者にとってより身近な表現をすることが可能です。また、人が出演することによって視聴者の抵抗感をなくし、親近感や信頼性は向上します。また当然ではありますが、アニメーションに比べてリアリティは増します。

「体験」を共有しやすい

「お客様の声」や「開発者の声」、また風景やイベントなど、実写動画は「体験」を共有しやすい性質があります。リアリティさが必要な場合は、断然実写を選んだ方が良いと言えます。

実写のデメリット

撮影までのやりとりが大変

当たり前といえば当たり前なのですが、キャストが増えれば増えるほど、やりとりは大変になってきますし、コストも嵩んできます。また、万が一撮影をし忘れたカットがあれば、もう一度撮影を行う必要が出てきます。

撮影技術に起因する

撮影作業は思っている以上に大変なことが多いです。大規模なロケでなくとも、撮影作業が照明や天候、カメラ、演技に左右されやすいと言えます。クオリティの低い撮影は、帰ってマイナスブランディングになる可能性もあるため注意が必要です。

各動画の事例

それではアニメーション動画、実写動画それぞれの事例をご紹介します。

マクドナルド(McDonald’s)

マクドナルドのアルバイト募集動画。マクドナルドでは学生を中心に多くの若者が働いているため、SNSにコンテンツを配信することでターゲット(潜在層)へのアプローチを実現しています。アニメーションの親しみやすさを日本の各方言ver.で増強し、全国展開する店舗での人材確保を狙っています。

LinkedIn

LinkedInが新機能の紹介をした時のアニメーション動画です。人がキャラクターとして描かれ、カラフルでダイナミックな表現を用いて分かりやすく説明しています。

Denny’s

Denny’sがシリーズ化している3Dキャラクターの動画です。毎回物語になっており、企画するキャンペーンを面白おかしく紹介しています。3Dなので、アニメではあるもののまるで本物のように見せる効果があります。

Uber Hong Kong

Uber Hong Kongの香港でのUber使用率を説明するインフォグラフィック型のアニメーション動画です。軽快な音楽と単調でシンプルなアニメーションで、一見難しそうに思える数字やデータも分かりやすく説明されているのが特徴です。

Evaluations Credit Union

アメリカのメンバー制の生活支援組織のノウハウ紹介動画です。ホワイトボードに実際に絵を描いているかのように見せる動画スタイルで、切り替わっていく一つ一つのシーンが目立ち、見ているだけで自然と内容が入ってきます。

実写動画

Google

GoogleサービスのAndroid Payのプロモーション動画です。ある男性の1日に焦点を当てて描くことで、視聴者がサービスに親近感を抱き、自然と利用イメージを持てるような効果を生み出しています。

Nike

Nikeのプロモーション動画。「自分自身に限界を作るな」というナレーションの男性の言葉を合言葉に、様々な登場人物がそれに応えるように徐々に進化を遂げていく動画です。次第に登場人物が現実離れした活躍を見せるようになり、ユーモアのある動画に仕上がっています。

Apple

Appleの絵文字の利用を促すプロモーション動画です。実際の映像と絵文字のCGがうまく融合し、まるで本物の貼り絵を使っているように見えます。絵文字というコンセプトが効果的に強調され、視聴者に対して印象を残しやすい仕上がりと言えます。

Beats by Dre

Beatsヘッドホンに新色カラーが登場した時の、製品プロモーション動画です。ヘッドホンをつけた出演者たちにカラーボールをぶつける瞬間をスローモーションにしたシンプルなものですが、色鮮やかでインパクトのある動画となっています。

JAL

JALのクレジットカードのプロモーション動画です。ザック・ミュラーというパフォーマーを起用し、クレジットカードのユニークな出し方を披露します。反復的な音楽と、終始表情を変えない主人公の華麗なトリックでついつい動画を最後まで観てしまいます。

まとめ

最近は「バズり動画」という言葉を聞くこともあるように、とにかくインパクトのある動画を取ることが正しいと思われがちかもしれませんが、動画の種類はそのコンテンツ配信者の意図、目的によって異なります。

それぞれが違う効果を持っているため、一概にどちらの動画形式が良いのかは断定できません。したがって、動画コンテンツの導入を検討する際には、あなたがその動画で「何を達成したいのか」を意識して決めてみると正しい道筋が見分けられるでしょう。

説明が必要なもの。実写動画では再現に限界があるもの。 → アニメーション動画
視聴者に親近感を持ってもらいたいもの。体験をイメージしてもらいたいもの。 → 実写動画

上記は一例ではありますが、このような使い分けをしていくと効果的です。

また改めて普段動画を見た時に、その動画が何の目的で作られているのか考えてみるのも良いかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

コマケン編集部

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