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企業がマーケティングに取り入れたい!料理動画の撮り方

  • [投稿日]2017/04/28
企業がマーケティングに取り入れたい!料理動画の撮り方

最近SNSのフィード上でよく目にするようになってきた「料理動画」。どの動画も短くシンプルにまとまっており、スマホからの視聴に特化した動画仕様が特徴的です。自社のマーケティング活動に料理動画を採用している企業も少なくありません。

では、こうした料理動画はどのように撮影されているのでしょうか?

料理動画を活用することはハードルが高いように思われるかもしれませんが、的確な撮影方法と編集テクニックがあれば自分たちでも料理動画を制作することも可能です。

今回は、企業が参考にしたい料理動画の撮り方について、事例をもとにご紹介したいと思います。

人気メディアでの料理動画の撮り方

まずは実際に料理動画で人気を博しているYouTubeチャンネルやメディアの事例を中心にポイントをまとめてみましょう。

Peaceful Cuisine

「Peaceful Cuisine」は料理の工程を美しく独特の視点で捉えていることで有名なYouTubeアカウントです。そのチャンネル名の通り、観ていると心が癒されるような動画を撮ることで86万人を超えるチャンネル登録者数を持っています。

どのレシピもまるで一つのアートを見ているかのような見せ方が特徴で、料理の出来栄えだけでなく、調理器具、切り方、製品それぞれにスポットが当てられています。

同チャンネルの撮影紹介動画によりますと、基本的に撮影に関しては通常の一眼レフカメラに個別のマイクを装着し、ホワイトバランスは自動、 ISO感度は200(低い方が良いそうです)、シャッタースピードは1/48で固定しているようです。画素数は4Kの24pで、三脚で角度と高さを調整できるようにしています。

基本的に被写体の食材や調理器具が近く映るようにカメラの配置と高さを固定します。一つの画に対して一つのアイテムが映る構図のようです。ピントを合わせたい部分を画の中心に持ってきて、そこで明るさを調整し録画を開始します。

ポイントは各料理の工程を1シーンずつに分けて素材動画を撮影してくことのようです。例えば小麦粉の入った袋を開けるシーンで1つ、ボールにその小麦粉を入れるシーンで1つといったようにです。

工程によっては斜めからの視点、真上からの視点、真横からの視点それぞれを使い分けますが、画の中に余計なものが映らないよう、あくまで一つの被写体に絞ることで見やすく分かりやすい動画が撮れるようです。

DELISH KITCHEN

「DELISH KITCHEN」は料理の工程を1分ほどの短い動画にまとめFacebookやInstagramを中心にコンテンツを配信している、料理動画専門のメディアです。その見た目と動画の短さから、楽しく誰でも簡単に料理動画を楽しめるとして女性を中心に人気を集めています。

動画では常に見やすさ、分かりやすさを意識しているようです。紹介される料理は全て「スーパーで買えるような身近な食材を使っている」ということと、「簡単な手順で作ることができる」ということをテーマにしています。

また、ユーザーからの要望や季節、トレンドにあった料理をピックアップするスピード感も、利用者を魅了し続けるために必要なことのようです。

レシピ動画利用イメージ

hintosの紹介記事によると、DELISH KITCHENの撮影では、料理を美味しく見せるために「1.可能なかぎり明るい環境を用意」し、食器やテーブルクロスを並べた時のバランスがお洒落に見え、手の動きも見えやすいよう「2.カメラは真上から撮影」します。

そして、余計なものが画に入らないよう、毎回掃除をしながら「3.調理の工程ごとに撮影していく」ということを徹底しているようです。

初心者が料理動画を撮影するなら?

では、初心者が同じような料理動画を撮影するためには、どのようなテクニックを使えば良いのでしょうか?

スマートフォンで撮影する

実は今持っているスマートフォンでもコツさえつかめば立派な料理動画を撮ることができます。

スマートフォンの持ち方

まず、「スマートフォンを縦に持つか、横に持つか」で、縦型動画と横型動画に分かれます。向きを統一して撮影することで、後の編集作業をスムーズに進めることができます。

動画を撮る際のポイントは、脇をしめて両手でしっかりホールドすること。脇がしまっていないと両腕がブレてしまい、カメラの固定が難しくなります。三脚やスマホスタンドを使うという手も効果的です。

解像度の調整

iPhoneを代表とする最近のスマホでは、解像度の設定を自由に切り替えることができます。

例えば、画質が高く「フルハイビジョン(フルHD)」と呼ばれる1080p撮影、少し解像度を落とした「ハイビジョン(HD)」720p撮影、最近では「4K」として知られる2160p撮影にそれぞれ対応しているスマホもあります。解像度が高ければ高いほどデータ容量を多く占有するため、動画の意図、アップロード先の仕様に合わせてこのレベルを変えると良いでしょう。

光(ホワイトバランス)の調整

屋内で撮影するか屋外で撮影するかで写真や動画の映り方が異なるように、ホライトバランスの設定をすることで被写体が見た目通りの色調で映るようになります。

基本的に最近のスマホは自動で光の補正機能が備わっているため、それほど設定を気にすることなく自然な画が撮れますが、異なる光の種類が混じり合ったような場所で撮影をするときなどは個別にホワイトバランスの調整をするとより効果的です。

編集アプリを駆使する

撮影した動画を編集する際には、そのままスマホ用のアプリを使うのが効果的です。

最近ではユニークな動画アプリも増えてきており、つい先日Appleも公式の簡単動画編集アプリ「Clips」をローンチしました。それくらいスマホでの撮影だけでなく、編集まで十分に行えるような環境が整ってきているのです。

ストップモーションスタジオ

ストップモーションスタジオキャプチャ
(出典:ストップモーションスタジオ)

最近Instagramなどでよく目にすることが増えてきた「コマ撮り動画」を作りたい場合は、コマ撮り専用のアプリを使うと良いでしょう。

撮影した一つ一つの写真をまとめて、音楽や演出を加えていくことができます。作り込もうとすると制作に手はかかりますが、コマ数を短くしてシンプルかつユニークなSNS用動画を作りたい時などにはこれらは大変便利なアプリです。料理動画の雰囲気を掴むために使ってみるのも良いかもしれません。
Apple Store

Magisto

Magistoキャプチャ
(出典:Magisto)

素材動画だけでなく写真も組み合わせて簡単にお洒落な動画が制作できるアプリです。素材を切りはりし、既に用意されているテーマを選べば自動でそのテーマに合った動画風に仕上げてくれます。

例えばここで「クッキング」のテーマを選ぶとオープニングにそれらしいイントロ演出を組み込むことができたり、それに合った軽快な音楽を設定することも可能です。

共有機能もあり他の人が投稿した動画も視聴することができるため、料理動画のイメージもしやすいはずです。こうしたテーマごとの編集を簡単に可能にしてくれるアプリは最近多く登場しています。
Apple Store

「スライドショー」の活用

料理写真撮影図

前述のコマ撮り動画の例のように、まずは写真と写真を繋げてスライド動画を活用するという手法から始めてみてはいかがでしょうか?

料理の工程をいくつかのシーンに分け、同じ角度から写真を撮影していきます。ほかの動画と同様に編集でキャプションや音楽を入れることが可能なので、むしろ他社の料理動画との差別化に役立てることもできます。

リチカ by動画工場

動画工場は、既存のコンテンツから動画を制作するサービスを提供しています。視聴者やユーザーにとってより親和性の高い動画コンテンツは、料理動画にも適しています。コマ撮りから制作した動画と変わらない仕上がりの、ハイクオリティの動画を制作することが可能です。
http://movie-factory.info/richka/

まとめ

撮影のテクニックを工夫することで、高いクオリティの動画を制作することができます。「料理動画」というジャンルだからこそ、異なった視点や撮影方法を取り入れることで、競合との差別化を図ることもできるでしょう。

また、写真を繋げて動画にするスライドショー形式の動画であれば比較的コストや手間もかからないため、自社製品をプロモーションしたいと思っている企業でも気軽に導入できるのではないでしょうか。

目的と撮影方法さえ上手く組み合わせられれば、一見ハードルの高いと思われがちな料理動画の制作も、マーケティング戦略に役立てることが可能になります。ぜひ、今回ご紹介した内容のマーケティングへの活用を、検討してみてください。

[参考]「【前編】1分でわかるお手軽料理動画が話題!『DELISH KITCHEN』編集長に聞いた人気のヒミツ」, hintos

コマケン編集部

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